-サイバーショット-

コール徹底レビュー サイバーショット "DSC-W270"編

コール徹底レビュー サイバーショット

2009年4月9日掲載

現行サイバーショットNo.1の広角撮影性能を備えた、W270のレビューです。
下位モデルW220との比較もあり。
ご購入の際の参考になれば、と思います。

カメラの特長は、(1)広角レンズ、(2)HD動画撮影、(3)操作性
といったところ。

ディズニーとのコラボレーションで生まれた、
サイバーショット専用オリジナルケースなど、ソニーならではの魅力的なアクセサリー類もあります。

サイバーショットは現行で4シリーズが発売中ですが、その中でもWシリーズは、
ボタンで操作するオーソドックスなタイプです。
タッチパネルで操作するTシリーズや、高機能Hシリーズ、
WiFi対応のGシリーズみたいな、特長的な面はありませんが、
最もシンプルで使いやすいシリーズです。

Wシリーズの中でも、現在W220、W270、W300と3モデルが販売されています。
新機種となるのがW220とW270で、W300は去年5月に発売済み。
ボディの素材や作り込みから、W300が一番高価なモデルにはなっていますが、
新開発のアイデアなどが盛り込まれているぶん、性能・機能的にはW270が最高峰といえるかも。

で、その性能・機能面ですが、W270にはWシリーズで唯一、
「ハイビジョン動画撮影」のモードと、「おまかせオート」のモードが搭載され、
焦点距離28~140mmという広角性能も備えています。

ちなみに、このWシリーズは当店でも愛用者が多く、
去年発売された「W170」は、店長野田と、当店紅一点!のスタッフ宮田が愛用中。
わたくしスタッフ佐藤はというと、W170と同じ時期に発売された下位モデル、W120を使ってます。
この辺りのモデルと比べると、今回の最新Wシリーズは、贅沢な機能を盛り込んできたなぁという感じ。

というわけで、ここからはもう少し掘り下げて、W270をご紹介しようと思います。
これからデジカメを購入しようという方には、ぜひ最後まで読み進めてもらいたいですよ!

■広角レンズだから、集合写真や風景写真の撮影に有利

広角レンズ。
なんとなく「広角打法」っていう言葉が浮かんでくる、野球ファンのスタッフ佐藤です。
まぁ意味は似たようなもので、レフトからライトまで広範囲に打ちわける広角打法に対して、
「広角レンズ」なら、左端から右端まで、広い範囲を撮影できます。

その性能はズバリ、28mm!
意味がわかる人も、とりあえず比較写真を掲載してますので、
それだけでも見てもらえれば。

この28mmという数値こそが、そのカメラ(レンズ)が持つ、
広角撮影の性能です。W270は、それが28mmなんですね。
カメラの性能表を見ると必ず記載されてますので、意味を知っていると、
ちょっと通っぽいかも。

▼現行サイバーショット広角比較表

W
シリーズ
DSC-W300 35~105mm 44,800円(税込) DSC-W270 28~140mm 32,800円(税込) DSC-W220 30~120mm 24,700円(税込)
T
シリーズ
DSC-T900 35~140mm 44,800円(税込) DSC-T90 35~140mm 37,800円(税込)
H
シリーズ
DSC-HX1 28~560mm 54,800円(税込) DSC-H50 31~465mm 44,800円(税込)
G
シリーズ
DSC-G3 35~140mm 54,800円(税込)

W270はサイバーショットの中で一番の広角性能を持っています。
28~140mmという数値は、左の値が広角側、右の値が望遠側の性能です。
W270の場合だと、広角側は28mm、望遠側は140mmという性能になっています。
ついでに、光学ズームは5倍だということもわかりますよ。

こうやって並べると、30mm未満というのが広角に強いカメラなのかな、
という感じに見えますね。

ちなみに、HX1は広角28mmに加えて、望遠側も560mmとかなり強烈な性能(光学20倍ズーム)。
とにかく性能にこだわりたい方なら、HX1もあり。

で、実際にどんな写真が撮れるのか、比べてみました。

広角28mm

↑広角28mm

広角約33mm

↑広角約33mm

広角約39mm

↑広角約39mm

これ、撮影者のすぐ後ろは壁になってます。
こんな感じの風景写真もそうですし、集合写真を撮るときなんかもですが、
もうこれ以上後ろに下がれない!っていう状態になったとき、ある程度広角に撮れるカメラを持っていないと、
写したいところが写せないってことも起こるんですよ。

たとえば広角35mmのT900・T90やW300では、
一番上(28mm撮影)の写真は絶対に撮れませんからね。(いくらでも後ろにスペースがある場所なら、また違ってきますけどね!)

■高画質な動画が撮れる「ハイビジョン動画撮影」機能

徐々に増えつつある、ハイビジョン動画撮影機能を持ったコンパクトデジカメ。
ソニーも新製品ではほとんどのモデルが対応しており、
もちろんW270にも搭載されました。

まぁデジカメ以外でも、ハイビジョン画質がキテますからね。
動画投稿サイトなんかも、最近はほとんどのサイトがハイビジョンに対応してるのでは。
ソニーがやってる動画投稿サイト「eyeVio」も、もちろんハイビジョン対応済みなので、アップロードした動画を少し下に掲載しました。

▼W270で撮影できる動画形式と記録時間

W270で撮影できるのは、最大720p(1280×720/約30fps/約9Mbps)サイズの動画です。

ファインモード 1280×720/約30fps/約9Mbps
メモリースティック容量、記録時間: 1GB=約13分/2GB=約28分/4GB=約56分
スタンダードモード 1280×720/約30fps/約6Mbps
メモリースティック容量、記録時間: 1GB=約20分/2GB=約41分/4GB/約82分
VGAモード 640×480/約30fps/約3Mbps
メモリースティック容量、記録時間: 1GB=約40分/2GB=約83分/4GB/約164分

最近はメモリースティックの価格がすごく下がってきているので、
ハイビジョン動画の長時間記録というのも現実的。

ハイビジョンの画質はやっぱりキレイで、大画面テレビでも十分に楽しめますよ。
解像度的には、今までの標準画質のテレビ番組やDVDなんかよりも、ずっと上ですからね。

テレビと接続する際は、付属のマルチAVケーブルを使います。
が、ハイビジョン出力には非対応。
もしハイビジョンテレビをお持ちなら、専用のハイビジョン出力用ケーブルを。

■コンポーネント端子でHD出力
「VMC-MHC2」 販売価格: 4,442円(税込)

■D端子でHD出力
「VMC-MHD2」 販売価格: 4,442円(税込)

ハイビジョン動画を実際に撮り比べてみました。
W270のファインモード、スタンダードモード、VGAモードでそれぞれ比較してます。

↑ハイビジョン画質: ファインモード

↑ハイビジョン画質: スタンダードモード

↑スタンダード画質: VGAモード

ファインモードとスタンダードモードの違いは、ほとんど感じられませんが(色味が少し違うようにも見えますね......)、
VGAモードとの差はやっぱり大きい。これが標準画質とハイビジョン画質の差なわけです。

今まではおまけ程度だったデジカメの動画モードも、やっと使える機能になったのでは。

ちなみに、やってて気づいたんですけど、W270では動画撮影中のズームができません。
どうしてもズームして撮りたい!というときは、動画撮影を始める前に、
あらかじめ必要なところまでズームしておきましょう~。

■下位モデルW220との違い

大まかに言うと、ここまでに書いた、画角・ハイビジョン動画撮影の違いがありますね。
あとは新機能「おまかせオート」モードや「選択顔記憶」機能があるかないか。それ以外は、ほとんど同じです。

▼W220とW270の仕様を見比べる

- DSC-W220 DSC-W270
F値(開放) F2.8(ワイド端時)-5.8(テレ端時) F3.3(ワイド端時)-F5.2(テレ端時)
撮影距離 AF=ワイド端時約4cm AF=ワイド端時約10cm
AFモード シングルAF、モニタリングAF AF
シャッタースピード 自動(1/4-1/1,600秒)/プログラムオート(1-1/1,600秒) 自動(2-1/1,600秒)/プログラムオート(1-1/1,600秒)
ISO感度 自動/100/200/400/800/1600/3200 自動/80/100/200/400/800/1600/3200
撮影モード オート/かんたん撮影/プログラムオート/シーンセレクション(夜景/夜景&人物/風景/スノー/ビーチ/打ち上げ花火/ソフトスナップ/高感度/スマイルシャッター/水中/料理) おまかせオート/スマイルシャッター/かんたん撮影/プログラムオート/シーンセレクション(夜景/夜景&人物/風景/スノー/ビーチ/打ち上げ花火/ソフトスナップ/高感度/水中/料理)
内蔵フラッシュ撮影範囲 ISO自動時: 約0.2-3.9m(ワイド端時)/約0.5-1.9m(テレ端時)、ISO3200時:最大到達距離約7.1m(ワイド端時)/約3.9m(テレ端時) ISO 自動時:約0.2-3.0m(ワイド端時)/約0.5-1.9m(テレ端時)、ISO3200時:最大到達距離約6.1m(ワイド端時)/約3.9m(テレ端時)
内蔵メモリー 約15MB 約11MB
連写枚数 約1.7枚/秒(最大100枚) 約1.8枚/秒(最大100枚)
静止画記録可能枚数 / 時間 約370枚/約185分 約330枚/約165分
外形寸法(幅×高さ×奥行、突起部含まず) 95.2×56.5×21.8mm 97.6×56.6×22.6mm
質量(本体質量/撮影時質量) 約118g/約147g(バッテリーNP-BG1、"メモリースティック デュオ"を含む) 約135g/約164g(バッテリーNP-BG1、"メモリースティック デュオ"を含む)

で、ほとんど同じと思って調べてみると、意外と出てくる性能・機能の違い。
ただ、どれもすご~く小さな差なので、この辺を見てどっちを買うか決めるというものでもなさそう。
やっぱりどっちのモデルか迷った時は、画角・ハイビジョン動画やおまかせオート機能の有無で決めるのがいいと思いますよ。

デザインもほぼ同じ。

DSC-W270 DSC-W270
ピンク:W220、レッド:W270 W270を正面から
W220を正面から

W220の方が若干、丸みを帯びたフォルム。
写真ではわかりにくいんですが、ボディのヘアラインの入り方も違います。

W270

↑W270のボディには、円を描くようにヘアラインが入ってます。
細かい間隔で線が入ってるの、わかります?
W220なら、この線がボディ横向きに入ってます。

またW270のモード選択ボタン(ボタンっていうか、ダイヤル?)は、
選べるモードがグッと凝縮されてシンプルに。

DSC-W270 背面 ボタン

ちなみにこのダイヤル式のボタンって、気づかないうちにモードが切り替わってることもあったりして、
スタッフ佐藤的にはあんまり好きじゃないんですよねぇ。
机の上に置いてある本体を、パッと持ちあげてササッと撮影しようとすると、
なぜかプログラムオード(P)モードになってる!みたいな。
持ち上げるときに、親指でグイッと押し込んじゃうんですよね。
いい方向に考えると、それだけボタンの配置が手の形にマッチしてて、
自然に操作できると言えなくもない?

ボタンの外周に付いてるギザギザも、何回も操作してると親指が痛くなってきてちょっとどうかな、
と思うんですが、当店スタッフに話してみると、どんだけひ弱なんだと突っ込まれて終わりました。
ギザギザがないと滑って回しにくいんでしょうし、仕方ないか。

シーン自動認識、スマイルシャッターなど独自機能色々

実際に使うときには、いくつかのモードを選ぶようになるんですが、
主に使うことになりそうなのは、「スマイルシャッター」と新開発の「おまかせオート」ですね。
基本的には、「おまかせオート」モードに設定した状態で使うことになると思います。
このモードは、撮影中に逆光や人物、夜景などのシーンを認識し、
そのシーンで撮影するのに適した設定を自動で行ってくれます。
小難しい設定はカメラにおまかせで、撮影時の失敗を防ぎますよ、というモードなわけです。

実際、このページ内で使ってる写真を撮るときも、けっこう活躍してくれました。
特に「風景」に関しては、すごく認識する精度が高いんじゃないかなと、感じましたね。

DSC-W270 風景

↑この写真を撮ったときも、店の中では通常モード、
外にカメラを向けるとすぐさま「風景モード」にチェンジしてくれました。
自分で操作しなくても、まぁ一番いい状態で撮影してくれてるんだろうと、
ちょっとした安心感もあって、使い心地のいい機能でしたよ。

で、もうひとつ、使う機会が多そうなのが「スマイルシャッター」モード。
笑顔に反応して、自動でシャッターを切ってくれるというモードですが、
この機能自体は従来モデルにも搭載されていて、サイバーショットの主な特長といっていいかも。
そんなスマイルシャッター、W270では使い方が改良されています。

W270のスマイルシャッターボタン W220にはスマイルシャッターボタンがない

↑のように、W270には本体上部にスマイルシャッターボタンが配置されています。
これを押すと、サクッとスマイルシャッターモードに切り替わり、もう一度押すとモード終了となります。
W220や従来モデルには、この便利なボタンが搭載されていません。

W220になくてW270にある機能といえば、もうひとつ、「選択顔記憶」があります。

DSC-W270 顔選択記憶

これは、「顔認識」により検出された顔を、カメラ側に覚えさせてしまう機能で、
メインとして写したい人がいるときに便利な機能です。
ただ、これがあると100%同じ人を認識するのかというと、そこまでの正確さはまだないようで。
正面から捕らえた時にはだいたい認識しますが、ちょっとしたおまけ、
お楽しみ機能的なレベルかなと思ってます。

一度記憶した顔は、フレームアウトしても、モードを変えても、電源を切ってもまだ覚えているようで、
バッテリーを外したら流石に忘れちゃいましたが、いちいち選択しなおす手間はあまりなさそう。
この機能は、W270のほかにHX1にも搭載されてます。
なんかHX1の高性能・高機能っぷりにも驚きです。

ソニー製品は"ソニースタイル"がオススメ

ソニースタイルでの販売価格は32,800円(税込)。
これにソニーポイント2,500円相当が付いてきます。
ソニーポイントは、W270購入後に、MySonyIDに追加されるポイントで、ソニースタイルで購入できるソニー製品ならほとんどに使えます。
オススメはメモリースティック。
1GBなら2,500円以内で購入できますし、少しオーバーしますが2GBや4GBもかなりお安く手に入ります!

メモリースティック 1GB メモリースティック 2GB メモリースティック 4GB
1GB:2,180円(税込) 2GB:2,980円(税込) 4GB:3,980円(税込)
メモリースティック 8GB メモリースティック 16GB
8GB:6,980円(税込) 16GB:13,800円(税込)

ほかに、ソニースタイル限定のアクセサリー類もオススメ。

DSC-W270 ケース

↑はディズニーとソニースタイルのコラボレーション商品。
サイバーショット専用のケースです。
数量限定生産なので、いつなくなるかわからない、ちょっとしたレアアイテムですよ。

DSC-W270 ご購入はソニースタイルで!

公式ページでのご案内はコチラへどうぞ↓

DSC-W270
販売価格 32,800円(税込)
ソニーポイント 2,500円相当
保証サービス 3年間保証サービス<ベーシック>付属
3年間保証サービス<ワイド>(+2,000円(税込))
<ワイド>に加入すれば、落下・破損・水濡れなど、万が一の事故に対しても、無償で修理。
そのほか購入特典 送料無料、eLIO決済で3%OFF、My Sony ID登録で「オトク」&「楽しい」がたくさん

ご購入はこちらから

DSC-W270 主な仕様
レンズ レンズ構成 カール ツァイスレンズ バリオ・テッサー
7群9枚(非球面レンズ3枚/EDレンズ1枚)
F値(開放) F3.3(ワイド端時)-5.2(テレ端時)
焦点距離
(35mmフィルム換算)
f=5-25.0mm(28-140mm)(静止画撮影時)
撮像素子 センサータイプ、サイズ ソニーSuper HAD CCD、1/2.3型、1240万画素
総画素数 1240万画素
カメラ(静止画機能) 有効画素数 1210万画素
画像処理エンジン 「BIONZ」
手ブレ補正 光学式
液晶モニター サイズ、ドット数 2.7型、230,400ドット(TFT)/クリアフォト液晶
MPEGムービー撮影モード ファイン(1280×720、約30fps)/スタンダード(1280×720、約30fps)/VGA(640×480、約30fps)
静止画記録可能枚数/時間 約330枚/約165分
入出力端子 マルチ端子(AV出力/USB/DC IN)、Hi-Speed USB(USB2.0準拠)
バッテリー リチウムイオンGタイプ/"インフォリチウム"Gタイプ
寸法・質量 外形寸法(幅×高さ×奥行き、突起部含まず) 97.6×56.6×22.6mm
質量(本体質量/撮影時質量) 約135g/約164g(バッテリーNP-BG1、"メモリースティックデュオ"を含む)
付属品 マルチ端子専用USB・AVケーブル、リチャージャブルバッテリーパック、バッテリーチャージャー、リストストラップ、CD-ROM 他