Music Center for PC、Media Go、、、MQA対応状況を、MQA-CDを購入したりして、いろいろ実験してみた。

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当ブログで、まともに、MQAについて、取り上げるのははじめて。

イギリスのMeridianによって開発された、高音質技術「MQA」。音楽CDフォーマットと非常に親和性が高いのが大きな特長。「音楽CD」にロスレスハイレゾ相当の音源(正確には差分)をまとめて収録できるため、従来のCDプレーヤーで再生可能で、MQA対応機器で再生すると、ハイレゾ相当の音質になるという、なんだか、だまされてるみたいな規格なのだ。

ソニー製品では、ウォークマンA40、A50、ZX300/G、WM1A/Zが、MQA再生に対応しているが、MQA楽曲自体が少なくて聴く機会がなかった。moraでも、MQA音源の販売はしてないし。

今回、後述する理由から、↑MQA-CDを買ったんで、リッピングから、ウォークマンでの再生まで、いろいろ実験してみた。

さて、改めて、MQA-CDとは。

音楽CD機器、パソコンなど、音楽CDを再生できる機器では、「音楽CD」として、認識され、フツーの音楽CD再生が、できてしまう、MQA-CD。
ところが、MQA対応機器(MQA-CDプレーヤーなど)を使うと、 ハイレゾ相当音質で再生されるのだ!
また、リッピングするだけなら、フツーの音楽CDリッピングソフトでも、可能。

リッピングできるんなら、ジャケットも手元に残るし、ハイレゾデータも手に入るし!これは、実際に、試してみないと!!!!

という流れで、しかも、以前購入しようとしたとき以上に、ずいぶんMQA-CDの種類が充実してきたこともあって、今回、冒頭のMQA-CDを購入。

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エリッククラプトン 461オーシャン・ブールヴァード Limited Edition(2018年6月20日リリース) MQA-CD
amazon価格3,240円

まだまだ認知度の低いMQA-CD。amazonでも、ものによっては、普通の音楽CDとして販売されてることもあり、検索するのがちょっと大変。
このMQA-CDも、「形式:CD」として販売されているが、ジャケ裏写真がアップされており、それを見て、MQA-CDとわかった。届くまで不安だったが、まぎれもなくMQA-CDだった。

「米国オリジナル・アナログ・テープを基にした2018年最新DSDマスターを352.8 kHz/24bitに変換して収録 (ハイレゾ未配信音源) 」

↑なかなかのうんちくだ。

さて、ここから、今回の本題。

●Music Center for PC、Media Goで、MQA-CDをリッピングすると、どうなるんだろうか?

いろんなケースを実験してみて、時間だけは異常なほどかかってしまったけど、結論だけお伝えしていく。

・リッピングデータの内部は、MQAデータには間違いないが、「ヘッダー情報」に、MQAデータであることを示すタグ情報が欠落しているためか、ウォークマンに転送しても、MQAデータ(ハイレゾ楽曲)ではなく、音楽CD同等の44.4kHz/16bitデータとして再生されてしまった。

※MQA-CDリッピングする場合のフォーマットは、FLACなどのロスレスフォーマットであることが必須。

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↑また、どちらのソフトも、リッピングしたMQAデータも、ダウンロード購入したMQAデータも、ハイレゾデータとして認識はしてないようで、「HR」マークが付かない。(タグ情報が正しく記載されていてもだめ)そのため、拡張子や、ファイルの場所で見分けないと、どっちがMQAなのかさっぱりわからない。見分けるには、カラムで「ファイルの場所」を表示にしておくのがよろしいかと。

●MQAタグ情報を追加するツールが、昨日リリースされた!

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ヘッダー情報に、MQAとしての情報を追加するツールを使うんだ!

MQA開発元が、オフィシャルツールとして、昨日公開したばかり。

MQA TAG RENAMING APPLICATION

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↑ページ下のほう。ちゃんと日本語対応してくれてるのもありがたい。

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↑そのツールの名は、、、「MQA Tag Restorer」という、ひねりもない直球ネーミング・・・。UIもシンプルすぎるほどの見た目。(日本語対応してなくても、問題なさげ・・・)

ここに、Music Center for PC、Media Goでリッピングした、「MQAタグ情報が欠落したデータ」を、ファイル毎でも、フォルダ毎でも、、、ドラッグ&ドロップすると・・・

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↑ぴやぁーーーーっと、処理が進んでいき、あっという間に、MQAタグ情報が追加された、正真正銘MQAデータが、できあがる。

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ご丁寧に、オリジナルデータと同一階層に「MQAフォルダ」を生成して、その中にMQAデータを保存してくれるのだ。オリジナルデータはそのまま。
また、拡張子は、「.mqa.flac」と、元データの拡張子はそのままに、その前に追記することで、区別してくれる。ここで、このMQAデータは、MQA非対応機器やソフトでの再生時は、音楽CDフォーマットの、44.4kHz/16bitで再生でき、MQA対応機器で再生すると、ハイレゾ相当になるというのも、お忘れなく。すごい便利だ。

これで、Music Center for PC、Media Goでも、MQA-CDのリッピングが、ひと手間かければ、できることがわかった。

●MQA-CDからリッピングした、MQAをウォークマンで聴いてみよう

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↑ウォークマンWM1Zへ転送したところ。

見ての通り、FLACデータと、MQAデータが混在してるが。
言うまでもなく、元のデータは、MQA-CDからリッピングした、FLACデータ。
MQAタグ情報の有無だけ(容量もほぼ同じ)で、こうやって、ウォークマン上では、非ハイレゾ楽曲、ハイレゾ楽曲と区別されるのが面白い。もちろん、聴感上もしっかりと、聞き分けできるほど、音質にも差がある。

ここで、、、転送時の注意が。

・Music Center for PCでは、MQAデータの転送は可能。
・Media Goでは、MQAデータは、音楽CD相当のFLACデータとして転送されてしまう。転送時に、タグ情報が欠落というか、削除されてるんじゃないだろうか?
・ドラッグ&ドロップでの転送は、可能だった。

●MQA-CDからリッピングしたMQAを、PC+ウォークマンUSB-DAC機能で聴いてみよう

ウォークマンZX300のUSB-DAC機能を使って、MQA楽曲を聴いてみよう。

結論からいくと、、、44.4kHz再生になってしまう;;

アプリは、Music Center for PC、Media Go、Windows Media Playerを使った。
ソニー提供の、USBドライバーのせい?原因がよくわからなかった。残念。

●ソニー機器での、MQA対応まとめ

・ハイレゾ対応のウォークマンでの再生は問題なし。
・MQA公式ツールを使えば、ソニーアプリでのMQA-CDのリッピングが可能。転送は、Music Center for PC or ドラッグ&ドロップ限定。Media Goはだめ。
・USB-DAC機能としては、ドライバーのアップデート待ち?
・Music Center for PC、Media Go上では、MQAデータは、普通のFLACデータとして認識され、ハイレゾ扱いはされない。

とまぁ、こんなところ。
Music Center for PCは、仕様では、MQA(.mqa.flac)再生可能となっている。が、実際は、ハイレゾとしての認識ではないし、再生される音質はFLAC形式同等とも明記されている。MQA-CDリッピングについては、記述無し。(非対応ってことだろう)
ということで、現バージョンでは、ウォークマンへ、MQAデータの転送ができる程度か。

先日、Music Center for PCの、かなり大規模なアップデートを匂わす発表がされたばかりだが。全くベツモノに生まれ変わるくらい良くなることを期待しつつ、MQA、MQA-CDへの完全対応も、是非お願いしたいところ。

●MQA-CDの今後に期待

ソニーに囲まれた環境でなくとも、まだまだ、取り扱いに神経を使う、MQA。
が、MQA-CDの存在は大きい。超ご贔屓のアーティストのアルバムは、手元に残しておく用に音楽CD、、、いい音で聴く用にハイレゾも買う。といった、コアなファンも少なくなさそうだが、MQA-CD版があれば、それ1枚で済んでしまう。
確かに、フォーマットとしては、「ロスレスではない。ハイレゾ相当」ということだが、音質の評判はまずます良さそうだし、今後、リアルCDショップさんの後押しもあったりすると、音楽を手元に見える形で残す人が増えてくるかもしれない。。。

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MQAが再生できる現行ウォークマンは、WM1、ZX300、A50、、、各シリーズ

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