オリジナルAVラック 『RISHRAQ』
RISHRAQはホームシアターインストーラー・野田博之と、デザイナー野田雅之の共同設計による、デザイン性・機能性を高めたオリジナルAVラック。ホームシアターを楽しむユーザー目線とより豊かな生活空間を追求するデザイナー目線による独自のエッセンスが数多く盛り込まれています。
RISHRAQ施工事例
当店実績の中よりホームページ掲載許可いただいた物件のみご紹介させていただいております。
RISHRAQ商品紹介
デザインと機能性を兼ね揃えたAVラック。ホームシアター専門店にしかつくれないものを。
RISHRAQ施工事例
RISHRAQ商品紹介




名前の由来
RISHRAQ(リシュラック)は、フランス語の「Riche(リッシュ)=豊か」とAVラックを合わせた造語です。リビングでの家族団らんがよりいっそう豊かなものになるように、そんな思いで名づけられました。
RISHRAQとは

AVラックとして使用可能なもので、幅の広いAVラックってあまり見かけません。
ところで、AVラックとして求められる「最低条件」って、色々ありますよね。当店としましては、以下4つの特長を抑えている事が必要であると考えています。
- 剛性
- 配線のしやすさ
- 奥行き(AVアンプを収納するための)
- 美しさ
もちろん、あくまで最低条件ですので、どれ一つ欠かす事は許されません。だから、この4つをすべて満たせばいいのではなく、+αの何かが備わって初めて、魅力的なAVラックと言えるのではないでしょうか。
当店ではここ10数年、たくさんのホームシアターを導入させて頂いた実績があります。当初は、既存のAVラックメーカーの製品を使ったりしていましたが、幅・高さ・奥行きともに、帯に短したすきに長し。導入するお部屋は十人十色なわけですから、すべてにおいて満足のいく製品には、ほとんどめぐり合えません。お部屋にジャストフィットして、設置する機器や用途にもベストな選択となるAVラックとなると、オーダー品でなければほぼ不可能です。
そのような経緯から、当店では5年前よりフルオーダーAVラックの受注生産をスタート。ご希望によってはダイニングテーブルや、壁一面の本棚なども製作してきました。特にAVラックに関しては、様々なこだわりがあります。これらのノウハウを結集して「セミオーダー」として「製品化」すれば、コストダウンにもなり、十人十色のお部屋にもフィットできるのでは。そういう思いから、この度ついに『RISHRAQ』として製品化いたしました。
機能面はホームシアターのインストーラーでもあるコール徳島店の店長野田が。デザイン面では、数々のオーダー品を手掛けてきた一級建築士でありインテリアデザイナーでもある、CALL SPACE DESIGN代表の野田雅之が全面的に監修しています。『RISHRAQ』の名前の通り、よりたくさんのお客様へ、より豊かな生活空間をご提供できれば幸いでございます!
デザイン
本体素材・カラー
素材は「ホワイトアッシュ」又は「ウォールナット」のどちらかからお選び頂けます。
ホワイトアッシュ(WhiteAsh):
北米原産のモクセイ科トネリコ属の落葉広葉樹。チーク、マホガニー、ウォールナットの世界三大銘木に加え、世界四大銘木の一つともされます。名前の通り、ホワイト系の色合いはとても上品で、個性的な木目も印象的。洋室・和室問わず部屋の中にとけこみ、コーディネートしやすいのが特徴です。仕上げはウレタン塗装による「Clear」「White」「Black」の3種類をご用意いたしました。「Clear」塗装は素材の風合いをほぼそのままに、コーティングのみおこなったもの。「White」「Black」は、ウレタン塗装によりそれぞれのカラーを強調しています。



ウォールナット(Walnut):
クルミ科クルミ属の落葉高木の総称。チーク、マホガニーと並び世界三大銘木とされています。辺材は乳白色から灰紫色、芯材は紫色を帯びた褐色。表面の美しい木目、落ち着いた色合いが、重厚感と高級感を醸し出します。仕上げは、美しい木目を完全に残すためにコーティング(Clear塗装)のみ施します。

内装
内装はダークグレーに塗装したポリ化粧合板。完全なブラックにすると内装が目立ちすぎるため、あえてダークグレーにしてしまうことで、より自然で違和感のない風合いを実現しています。

トメ加工
本体の天面は、職人の技が光る「トメ加工」により、美しい仕上がりになっています。このトメ加工は、量産家具のほとんどが棚板の上に天板を乗せる仕上がりになっているのに対して、45度の接合面を慎重に貼り合わせ、より直角で美しい仕上がりになっているのが特徴です。日本六大家具産地「徳島」の職人の、腕の見せ所。
全体の一体感が増し、より自然で高級感のある佇まいに。



天板
天板にはオプション(有料)で「人工大理石」を選択できます。

機能
収納スペース
本体の横幅に応じて、2~5個のブロック(収納スペース)があります。各ブロックには扉が備え付けられます。標準では、「木製扉開き戸」になりますが、他にも「木製扉抽斗」や「透明ガラス扉」、「レフシャイン扉」も選択可能。AV機器を設置するなら、「透明ガラス扉」か「レフシャイン扉」をお選びください。専用の吸排気口兼ケーブル用スリット加工が施されます。
- 木製扉開き戸
- 木製扉抽斗
- 透明ガラス扉
- レフシャイン扉
木製扉開き戸:
本体に選んだものと同じ素材で開き戸を設置します。横開きになる一番オーソドックスなタイプ。ヒンジにはダンパー効果があり、扉が閉まる直前にフワッと減速してとっても静か。

木製扉抽斗(ひきだし):
外から見ると開き戸と同じですが、こちらは抽斗(ひきだし)になっています。もちろん、ダンパー効果あり。

レフシャイン扉:
内部構造は透明ガラス扉と同じ。「高性能熱線反射ガラス」で、高層ビルなどにも使用される素材です。スモークガラスとミラーガラスの中間のような外観で、収納したAV機器を上品にディスプレイしてくれます。また、赤外線リモコンもしっかりと透過。見た目も使い勝手もいい、人気の素材です。

ステー&ヒンジ&レール
左右開きヒンジの「木製扉開き戸」、抽斗の「木製扉抽斗」、前開きの「透明ガラス扉」及び「レフシャイン扉」はそれぞれ、ダンパー機能を備えています。ダンパーの力で、ゆっくり静かに閉まります。
- 開き扉:サイレンスヒンジ(HAFELE)
- 前開き扉:ソフトダウンステー(スガツネ)
- 抽斗:ノヴァクラシック・プロ(HAFELE)




可動棚
ブロック内装は、3段階ダボによる可動棚になっています。設置する機器や収納物に合わせて、高さを調節してお使い頂けます。

「吸気口」及びケーブル用スリット
実はどこのメーカーのブルーレイレコーダーも、意外と熱に弱い。高級AVラックであればあるほど、密閉性が高いため熱がこもりやすく、レコーダーが熱暴走することもしばしば。熱対策は必須です。
そこで、底面手前に大きくスリットを設け吸気口とし、背面上部のケーブル用開口を兼用した排気口から熱を逃がします。そして扉を閉めれば吸気口は見えません。
また、吸気口はケーブル通し口としても使用可能。PS3用コントローラーのUSBケーブルや、AVアンプやレコーダーなどのフロント接続端子と、ハンディカムなどの普段は接続したままにはしない機器を、一時的に接続するためのケーブルを通しても、扉を閉められます。
スリットの横幅は400mm。一般的なレコーダーのサイズが430mm程度なので、前から見た時、スリットが隠れるようになっています。



補強用無垢材
断面には補強用の無垢材を装着。頻繁に開き戸を開け閉めしていても、ダメージを受けにくくなっています。またスリットになっているので、扉を開ける際の手がかりにも。

天板スリット
AVラックは「隙間なく壁にぴったりとひっつけて設置」したいもの。そのために、AVランプやプレーヤーからテレビへの配線を通すために、スリットを用意。円形の穴にする方法もありますが、テレビ配線だけじゃなく、フロントスピーカーをラック上に置く場合には、合計3つの穴が必要。しかも、穴はケーブルよりも太い「端子」の大きさに合わせないといけません。ただ、穴にはケーブル部分が通っているため、サイズオーバーとなり見た目が不細工。ということで、スリットを採用することになりました。

背面の仕上げ
グチャグチャになるほど余長のあるケーブルをしっかりと隠せるように、本体背面は全体にわたってフトコロを設けてあります。細めのACタップぐらいなら収納出来る余裕もあり。

ベタ芯構造
ベタ芯構造になっているので空洞がなく重量にも強く、内部に設置したウーファー等の音質への影響も出にくい仕様になっています。
芯材には、ラワンランバーコア合板(ファルカタ芯)を使用。(表裏にラワン材、芯材にファルカタ集成材を使用)


ベースモデル
まずはベースとなるサイズ(横幅・奥行き)をお選びください。横幅は4種類、奥行きは3種類をご用意いたしました。
(高さは475mmのみ)
横幅 | 3,000 | 2,400 | 1,800 | 1,200 | |||
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奥行き |
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高さ | 475 |
※単位(mm)
横幅によってブロック(扉類)の数が変わります。3,000mmなら5ブロック、2,400mmなら4ブロック、1,800mmなら3ブロック、1,200mmなら2ブロックで、以下画像のようになります。
奥行きや高さの違いによる、機能上の差異はありません。
ベースモデル・ラインアップ
横幅1,200mm、ブロック×2

横幅1,800mm、ブロック×3

オプション
上記ベースモデルに対して、各種オプション(有料)が追加できます。本体・天板の素材やカラー、さらに各ブロックの構成を用途や好みに応じてお選びください。
材質 |
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天板 |
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ブロック[A] | 標準木製開き扉 | 透明ガラス扉 | レフシャイン扉 | 木製扉抽斗 | ||||||
ブロック[B] | 標準木製開き扉 | 透明ガラス扉 | レフシャイン扉 | 木製扉抽斗 | ||||||
ブロック[C] (1,800mm以上) |
標準木製開き扉 | 透明ガラス扉 | レフシャイン扉 | 木製扉抽斗 | ||||||
ブロック[D] (2,400mm以上) |
標準木製開き扉 | 透明ガラス扉 | レフシャイン扉 | 木製扉抽斗 | ||||||
ブロック[E] (3,000mmのみ) |
標準木製開き扉 | 透明ガラス扉 | レフシャイン扉 | 木製扉抽斗 |
上質なAVラックへのこだわり
工場見学RISHRAQはここで造られました!
向かうのは、徳島市内某所。コール徳島店とおんなじ徳島市内ってこともあって、車で10分くらい?かなり近いデス。


目的地周辺には、やたらと、木にまつわる文字が。
そう。。。ここは、徳島人なら多くが知ってる、
某木材団地なのです! 日本六大家具産地「徳島」、、、それを支えている場所のひとつ。

RISHRAQ工場敷地内に足を踏み入れると、いきなり、巨大な物体が・・・。ライトアップしてやれば、工場萌えな人が喜びそうな雰囲気の。。。 工場萌えって。。。いやはや焼却場です。キリッ(`Д´)ゞ

工場建物入ってすぐに、いい味出してる職人さんが、カンナやらノミやら入った道具箱を脇に置いて、
RISHRAQを製作中!かなりの腕利きベテランらしい。

若い職人さんも、がんばってます。

貼り付け工程中

その工程では、この赤い持ち手の道具が必須らしいんです!

こんな風に、大量に用いて、乾燥するまでっちり固定させておくのです。

木工用の機械を使い、すべて手作業で職人がひとつひとつ丁寧に作成していきます。

↑デジタルまみれの当店店内とは、また違う異次元世界から、RISHRAQが生まれるわけです。
そして、そのRISHRAQには、デジタル製品が納まる。ということで、簡単ですが、RISHRAQ工場見学レポでした。
おしまい。