「ビリヤードルーム」兼「シアタールーム」な、リビングがある新築一軒家。

本日5月9日(木)インストールのシアター物件。

「ビリヤード台を置いた部屋に、シアタールーム作りたいんです」

というオファーがあったのが昨年7月。しかも、よくよく聞くと、リビングルームで、ワークルームでもあるそうで。なかなか盛りだくさんで、個人の一軒家でありながら、多目的ルームな。。。詰め込みすぎじゃない?と思いきや、約30畳のひろーいお部屋。なるほど、納得。

そして、、、

「とにかく、めいっぱいどでかいスクリーンシアターをっ!」

と、ご主人からの強く熱い要望。

が、図面見て・・・呆然。
そりゃそうだ。ビリヤード台は、周囲ぐるりと、キューを構えても余裕のあるスペースが必要。
そりゃそうだ。ワークルームなんだから、ワークデスクがあるのは当たり前。

あっちをたてれば、こっちがたたず・・・スクリーンサイズがなかなか決まらない;

シアターを最優先し、物理的に設置可能な最大サイズのスクリーンを選んでも、そもそも、最適視聴距離、プロジェクターの投射距離が確保出来るのか?とにかく、問題が山積み。
CADソフト使って、図面とにらめっこし続け、、、いろいろ課題をクリアしていくが、最後の最後まで悩みに悩んだのが、、、

スピーカーの前に、天板と棚板がかぶってしまうが・・・

↑フロントLスピーカー。スクリーン左側面の窓際には、超長尺「ワークデスク」が設置されるため、150インチスクリーンにすると、どうやっても、フロントスピーカーLの設置スペースが確保できない。ワークデスクの上にスピーカー置いちゃうか?(ヤケクソ)

ひらめいた!

ワークデスクを少し短くし、さらに、側板をとっぱらったデザインに変更してもらい、フロントスピーカーLの設置スペースを確保だ。それでも、天板と棚板がスピーカー前面にかぶるため、、、音への影響の有無を、当店シアタールームを使って何度も試聴シミュレーション。「実用レベルだ!」との判断で、、、150インチスクリーンに決定!!!今回は、画面サイズが最優先なのだっ!
とはいえ、実際に設置するまで少々不安だったのも事実。
本日設置し、確かに、音への影響は、気にするレベルではないことを確認。ほっとひと安心だ!

↑ビリヤード台に影を落とさないよう、最適の設置場所を考え、天吊プロジェクターを設置。
↑サラウンド、Atmosスピーカーは、自己主張しないよう、すべて、天井埋込設置とした。

さすがに、ビリヤード台設置工事は、シアター工事完了後になるとのことで、「本格的な」ビリヤード台を拝むことはできなかった。ビリヤード台は、400kg超の重量だそうで、「設置場所の床は、補強済み」とのこと。

家族団らんのリビングでありながら、仕事場であり、ビリヤード場でもあり、シアタールームでもある、なんとも贅沢でうらやましい部屋だ。。。