シアターインストーラー目線で参加してきた!『ホームシアターシステム「BRAVIA Theatre Trio」開発者トークショー in ソニーストア大阪 』

8月1日(土)開催の『ホームシアターシステム「BRAVIA Theatre Trio」開発者トークショー in ソニーストア大阪 』を取材させてもらった。

座学&体験は、2会場制で堪能
シアターインストーラーをやってると、ついつい、サウンドバーやホームシアターシステム製品に対して厳しい目で見てしまう。。。今回の「BRAVIA Theatre Trio」は当店シアタールームに、ホームシアターシステム製品として初めて常設展示したとおり、ヒジョーにクオリティが高く、いわゆる1パッケージシステムとは思えない、すばらしいデキバエ。それだけに、今回、ヒジョーに楽しみで、願ってもない大イベントなのだ!

↑会場は、ソニーストア大阪店頭の特設エリア。特別な仕切りもなく、開放的。参加の皆さんも気を遣うことなく、リラックスして楽しめたんじゃないだろうか。また、試聴体験は、別室の常設シアタールームが用意されており、座学も体験もしっかりと堪能できるよう、2会場制になっていた。

さらに、試聴は、2グループに分けて、少人数にすることで、スイートスポットで体感できる。こういう工夫はありがたい。端っこで試聴じゃねぇー。
映画館体験を家庭に
シアターサウンドは、いわゆるピュアオーディオとはまた違う難しさがあって。
製品化するにあたってどういうアプローチをするかで、その製品の性格が変わってくるわけで。
実際に、シアターインストーラーの仕事では、お客様が求めることを理解して設計するわけだが。音質最優先なのか、サラウンド重視なのか、また、スピーカーをどこに配置するのか、天井、床、壁、どこに設置するのか。そして、予算は・・・。
早い話、正解があって、ないような。
今回の、Trioでは、「クリエイターの作成意図を届けたい」というコンセプトが選ばれている。音質がどうとかサラウンド感がどうとか、それらをすべて網羅して、さらに、その上を狙う。と、理解できた。
やはり、そこで、選んだのが、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントとの協業。これ、最近のソニーのイヤホンヘッドホンで、積極的に採用している手法で、見事な成果を上げている。ハード屋さんだけで、こねくりまわすと、どうしても、そのエゴが出てしまう。実際に、映画を作ってる人との協業こそ、「本当の映画サウンド」を作れるというモノ。当然のようにアメリカへ何度も行ったそうだ。
超大型テレビへの最適解は、「Trio」

そして、誕生したのが、「BRAVIA Theatre Trio」だ。
ホームシアター屋さんやってると、いわゆる一本バータイプだと、限界を感じてしまう。超大型テレビとの相性問題だ。どうしても、サウンドバーの幅が、テレビより狭くなり、左右の広がりなどなどなどがモノ足りなくなるのだ。

今の主流は一本バー。少し本格的なサウンドバーでも、テレビのサイズを考えると左右の広がりが欲しくなる。一方でL、Rが独立したタイプも製品化されていたが、視聴位置で音の定位が変化する。ソニーフラッグシップモデルの「Trio」は、まさに、待望の製品なのだ。
ハード面のブラッシュアップ

↑これまでのサウンドバーの流れのまま、オプションスピーカー類に対応。まずは、前方3本からはじめて、リア、ウーハーと、より本格的なシステムにアップグレードしていけるという自由度もある。

↑これまでのフラッグシップポジションだった「HT-A9」から、スピーカーユニットを進化。

↑低歪施策+アルミ振動板での音色統一。この音色統一は、1パッケージになってるホームシアターシステムならでは。アンプ、スピーカーをバラバラに組む、いわゆる「バラコン」では、予算や設置環境に応じて自由に選択できる反面、音色統一は犠牲になりがち。フラッグシップクラスでの音色統一は、バラコンに対しても、大きなアドバンテージとなるだろう。


↑さらに、これまた、「バラコン」では音色統一が難しい、立体音響の優劣を決める大きな要因である、天井方面からの音を担う、いわゆるAtmosスピーカーは、上向きスピーカーとして、メインスピーカーに組み込まれている。

一体設計されており、「頭上から包み込まれるような音響を再現」している。
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントとの協業~家庭へ
7度もの渡米で、がっつりと協業し、音を作り込んだという。
その音をいかに一般環境に落とし込むか?
「映画製作スタジオの響きや音像定位を、家庭に再現する」ことで、まさに、クリエイターの作成意図を届けることができる。
必須となるのが、その十人十色な、様々な設置環境に左右されない、正確な音の再現性。
その設置環境を「測定する」ための専用ツールとして、製品に同梱するのが「新開発のUSBマイク」だ。

↑そのUSBマイクは、スマホアプリ「Sony|BRAVIA Connect」で使用する。スマホマイクでは測定しきれない周波数帯域をも網羅。

↑そのアプリの指示通りにすすめていくだけで、シアター職人さん真っ青の「サウンドフィールド最適化」がなされるのだ。そう、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントとの協業で作り上げた音を、家庭で、再現できるのだ。
設置環境を数値化し、ソニーの室内環境補正アルゴリズムを用いて高精度に分析して補正する。
(名誉のために言うが、シアター職人ならもうひと手間かけて、もうひと磨きできるんだけど・・・)
この最適化を行うだけで、本当に、化ける。「映画製作スタジオの響きや音像定位を、家庭に再現する」とはまさにこれ。家庭の設置環境が、設計環境(視聴室)へと変貌する。
最適化機能が搭載されている、一本モノのサウンドバーですら、それを行うと行わないとでは大きく違いが出てしまう。ただ、その最適化は、あくまで、機械任せ。その性能の優劣で最適化は大きく違いが出てしまうのだ。本来、機械任せだけでは難しいのだ。
この「サウンドフィールドの最適化」は、「バラコン」を超える、補正能力と言っても過言ではない!
バラコンでは、AVアンプがその役割を担うわけだが、そもそも、どんなスピーカーが接続されるかわからないため、様々な状況を想定しつつも、やはり自動補正だけでは補正しきれない。そのため、我々シアター職人は、最適化=「音響調整」に、最後の仕上げとして「重きを置く」たっぷりと時間を取って作業するのだ。
なのに、「BRAVIA Theatre Trio」では、高い次元で自動化されている!すげ!

当店シアタールームに「BRAVIA Theatre Trio フルセット」を常設展示する際、実際に、USBマイクを使って設定したが、JBLスピーカーと接続している、ソニー製AVアンプ「STR-AN1000」の「自動音場補正」機能を上回っているという印象だった。ここは、1パッケージシステムの強みだろう。

↑当店シアタールームでは、「バラコン」システムと肩を並べて、「BRAVIA Theatre Trio」「BRAVIA Theatre Rear 9」「BRAVIA Theatre Sub 9」×2の「全部盛りシステム」を常設している。サラウンド感だけで言えば、いい勝負している!
別会場にて、試聴体験

↑ソニーストア大阪自慢の常設シアタールーム。
「BRAVIA Theatre Trio」「BRAVIA Theatre Rear 9」「BRAVIA Theatre Sub 9」×2の「全部盛りシステム」で体感できる。
うん、お見事です。ちゃんと部屋全体で立体音響として成り立っている。違和感もない。自然と没入できる。
そして、ふと思った。
ここの環境と、当店シアタールーム環境が、ほぼ同じ音色、サラウンド感。
おそらく、あのUSBマイクを使った「最適化」が、2部屋の差分を吸収してしまったに違いない。すげーわ。
まとめ
・フロントLR、センターと、スピーカー3セットとすることで、大画面にも対応
・各スピーカーは、「HT-A9」からさらにブラッシュアップ
・リア、ウーファーをオプション対応とすることで、アップグレードの自由度あり
・おまかせの「サウンドフィールド最適化」で、自室が、設計環境(視聴室)になる!
お値段は・・・あれだけど。シアターインストーラーから見ても、1パッケージシステムとしての、一つの完成形に思えてしまう製品だ。
| 商品名 | シリーズ名 | 型名(サイズ) | 発売日 | ソニーストア価格(税込) |
| ホームシアターシステム | BRAVIA Theatre Trio | 『HT-A8』 | 6月13日(土) | 308,000 円 |
| サブウーファー | BRAVIA Theatre Sub 9 | 『SA-SW9』 | 110,000 円 | |
| BRAVIA Theatre Sub 8 | 『SA-SW8』 | 66,000 円 | ||
| リアスピーカー | BRAVIA Theatre Rear 9 | 『SA-RS9』 | 99,000 円 |
