<新商品実機レビュー>フルモデルチェンジ!!リスニングにも使える音質!大型ワイヤレスポータブルスピーカー「ULT TOWER 7」(SRS-ULT700)

ワイヤレスポータブルスピーカー「ULT TOWER 7」(SRS-ULT700)ソニーストア価格84,700円(税込)
2026年9月18日(金)発売
2026年9月ソニーストア各店舗にて先行展示
>ソニーストア「ULT TOWER 7」(SRS-ULT700)
>プレスリリース
>先行展示情報(ソニーストア各店舗9月2日(水))
>ULT POWER SOUNDシリーズ
8月26日(水)のティザー「ULT POWER SOUND Coming Soon」は、この製品のことだった!
本日9月2日(水)、ワイヤレスポータブルスピーカー「ULT TOWER 7」(SRS-ULT700)が発表された。「SRS-XV800」の後継機種で、3年4ヶ月ぶりのモデルチェンジとなる。ソニーのBluetoothスピーカーは、モデルチェンジのタイミングで「ULT」ブランドへ置き換わっていっているが、今回もまさにそれ。
「ULT TOWER 7」は、同シリーズ2番目の大きさを誇る、大型ワイヤレススピーカーだ。前モデルからは、デザインだけでなく、スピーカーユニットにいたるまで、なにもかもが進化した、フルモデルチェンジとなっている。

ということで、早速、実機をお借りできた。
まず、予備知識もなにも入れず、いきなり、Xperia 1 ⅧをBluetooth(LDAC)接続して、音楽鳴らしてみた。ボーカル域など、繊細な再現性に、驚かされた!!!どうやら、「ULT TOWER 7」は、大型で、低音がすごいだけのスピーカーではないようだ。その見た目にだまされちゃいけない。
では、レビューしていこう!
※長文です。当ブログでは、店長野田が、気に入った or 素晴らしい製品 であればあるほど、長文になるという傾向(汗
※ショージキ、、、自宅に欲しい。。。
※お借りした実機天面には、店頭展示用のPOP(デモサウンド再生説明)が取り付けられている。気にせずに。。。
外観


↑左:新型ULT TOWER 7 右:先代SRS-XV800
先代モデルとは、見た目もまるっきり違う。新型はかなり平面的で、特に、スピーカー前面は、パンチングメタルで覆われ、頑丈そうで、精悍なツラガマエという印象だ。ライティング位置も大きく変更されている。

先代の上下2箇所に対して、新型では、本体内部周辺ぐるっと配置されている。もちろん、色バリエーションはすごい。


↑平面的なデザインのおかげで、横置きすれば、人も座れるし、複数台運用などでは積み上げたって。

↑「ULT」ボタンは、周囲が音量ダイヤル、プッシュで、音色変更。
ロゴが斜めになっていることで、縦置きでも横置きでも、違和感がない。
高さ&奥行きは新旧あまり差はないが、幅は、約10cmアップ!重量も約18.5kg→22.8kgと増量。

↑幅広になったおかげで、キャスター幅も広がり、移動時の安定性が大幅に向上した。もちろん、縦置き時の安心感も増した。
ホイールは、先代44mm径→新型70mmとサイズアップ。実際に引っ張ってみると、大幅に安定感が増しているのがわかる。

↑重くなったとはいえ、4つ全てのカドに、がっしりと握り込めるハンドルを搭載しているため、縦でも横でも、男性であれば、持ち上げるのに苦はないだろう。また、縦置き用、横置き用、それぞれ4つずつ、厚めのゴム足が配置されていて、防振対策にもなっているようだ。もちろん、滑り止め効果もあり、安定感増し。

↑背面には、リアトゥイーター、操作ボタン類、防水対策のラバーカバー内に、端子類が配置される。
上部に見えるのが、底面キャスターを使っての移動時のホールド。中には指がかりも付けられているので持ちやすい。

↑天面には、電源ボタンなど、3つの操作ボタン類。


↑天面の店頭展示用POPが、ミゾに貼り付けられているが、そのミゾは、スマホや、CDジャケットなんかを立てかけられる。

↑屋外でも使いやすいIPX4相当の防滴性能
スピーカー構成

↑今回のモデルチェンジでは、スピーカー構成までもががらっと変更されている。そして、最大の進化点と言えよう!

| 項目 | 先代:SRS-XV800 | 新型:ULT TOWER 7 |
| スピーカーシステム | 2ウェイ方式 | 3ウェイ方式 |
| 高音域(トゥイーター) | 6cm × 3基 ・フロント × 3 | 5cm × 4基 ・フロント × 2 ・リア × 2 |
| 中音域(ミッドレンジ) | ―(非搭載) | 12cm × 2基 |
| 低音域(ウーファー) | 約17cm × 17cm(矩形)× 2基 「X-Balanced Speaker Unit」 | 約28cm(円形)× 1基 「Circular unit」 |

スピーカー構成では、ミッドレンジを追加し、2ウェイから3ウェイへと刷新。ボーカル域など、明瞭な中域再生が可能になった。
トゥイーターが1基増量され、4基(フロント2+リア2」となったことで、全方位への音の広がりが増した。
これまで矩形ウーファーにこだわっていた、ソニーのワイヤレススピーカーだが、今回、新開発の円形ウーファー「Circular unit」を搭載。深みのある重低音を実現した。

↑背面のトゥイーターは、左右合計2基搭載

↑さらに、縦位置底面両サイドには、「ULT DUCT」を配置し、重低音域の音圧を高める設計。
各種インターフェース

↑天面の3つのボタンの他、背面に主な操作ボタンが配置されている。

↑背面に操作ボタンを配置。スマホアプリ「Sony|Sound Connet」では、これらを含む、すべての操作が可能だ。

↑入力切替は、ダイヤル式。現在の入力確認は、目視しやすい。

↑背面ラバーカバー内には、業務用途や本格的なイベントにも耐えうる豊富なインターフェースを搭載。


↑ラバーカバーを閉じたところ。
| 端子名 | 形状・規格 | 機能・用途 | 給電/コントロール等 |
| USB-C | USB Type-C | PC / スマートフォン接続(USB DAC機能) | 5V / 1.5A 給電・充電対応 |
| USB-A | USB Type-A | USBメモリー内 音源データ再生 | 5V / 1.5A 給電・充電対応 |
| LINE 1 | アナログ(ステレオRCA) | 外部オーディオ機器・AV機器のライン入力 | ― |
| LINE 2 | バランス(XLR) | ・XLR バランスライン入力 ・スルーアウト(デイジーチェーン/他機器への分配出力) | ノイズに強い平衡伝送 |
| MIC | 6.3mm 標準フォン | マイク入力(有線マイク等の接続) | 独立音量調整ダイヤル搭載 |
RCA、XLRと、アナログ入力があるのは、Bluetoothのような遅延を気にしなくてもいいし、イベントなどの「現場」では、重宝しそう。

↑マイク入力は、標準フォン端子。主音量とは別に、単独でマイクだけ調整できる音量ダイヤルを搭載。
マイク脱着を検知しているようで、接続していないと、マイク関連の本体背面操作ボタンも効かないし、スマホアプリ機能も使えない。丁寧な設計だ。

↑USB-Aでは、USBフラッシュメモリー内の音楽データを再生できる。flacは非対応、mp3は対応は、確認できた。

↑USB-Cは、まさかの、USB-DAC機能搭載。PCやスマホと接続して、デジタルデータを入力し、音楽再生できるのだ。スマホはもちろん、同時に充電可能。Xperiaのように、イヤホン端子搭載スマホは、皆無な時代。USB-Cによるデジタル接続ができるようになったのは、特筆レベルの進化。

↑LINE1:ステレオRCAに、レコードプレーヤーをつないでみた。PHONO入力は非対応なので、LINE入力として使おう。

↑振動するスピーカーの上にレコードプレーヤー載せるな!と言われそうだが、ULT TOWER 7底の分厚いゴム足と、レコードプレーヤーのゴム足のおかげで、大音量でも、音飛びはしなかった。こういうラフな使い方もいいんじゃないだろうか。

↑LINE 2の「XLR」端子だけ業務用らしい設計。2端子あるが、左が入力端子、右が出力端子。信号がスルーされるため、2台目、そして、3台目・・・と、台数を増やしていけるのだ。「現場」では、やっぱりワイヤレスは不安。ミキサーなどのMaster OUTからのXLRバランス接続でき、スルーアウトまでついているのは、かなり重宝するだろう。

さすがに、2台お借りすることはできなかったが、、、もっとステレオ感出したい!っていう場合は、2台使って、ワイヤレス「Stereo Pair機能」で!
ソニーのワイヤレスポータブルスピーカーは、「Stereo Pair機能」に対応しているモデルが多い。

さらに、パーティーチェーンという機能で、ワイヤレスで複数台接続し、より広いエリア、より大音量でカバーすることができる。
その他、マルチポイント機能、マルチペアリング(8台まで)、Bluetoothコーデックは、SBC、AAC、LDAC対応。
電源/バッテリー

先代25時間から、さらに伸びた、30時間再生のロングバッテリー。引き続き、10分充電で180分再生というのも、急ぎのときに助かる。
本レビュー用には、AC電源を使うこともなく、バッテリーも使い切ることはなかった。常設設置以外では、基本コンセントなしでの使用で十分だろう。

↑100Vからの充給電は、ラバーカバー内の電源端子から行う。

↑電源端子は、見慣れないかもしれないが、独自規格ではなく、標準規格のアースなし角型。よく見るアース付きの台形型のアースなし版。最もよく見るメガネタイプとは互換性はないのでご注意を。

↑5V/1.5A出力にはなるが、スマホなどの充電もできるのはうれしい。
スマホアプリ「Sony|Sound Connect」


ULTシリーズとなり、アプリは、「Sony|Sound Connect」対応となった。(先代は「Music Center」対応)
ソニー製ヘッドホンたちと同じアプリなので、馴染みもあって、使いやすい。
本体ボタンでもある程度は操作設定できるが、やはり、このアプリは、必須と考えておくべし。

↑予めプリセットされた4つから選択することもできるし、10バンドイコライザーで細かく調整もできる。
4つのプリセットは、本体の「ULT」ボタンを押下するたびにトグル式で切り替えられる。

↑そのトグル式切り替えは、4つのプリセットから必要なものだけを予め選択しておくこともできる。

↑いたわり充電、Bluetoothのオートスタンバイ、STAMINA(低音カット、イルミネーションカット)設定

↑Party Pad(効果音)

↑Party Light(イルミネーションカスタム)

↑カラオケ採点
試聴


何時間試聴しただろうか。ULTシリーズといえば、低音に注目しがちだが。
今回の「ULT TOWER 7」は、どうやら、ひと味違うようだ。
それもこれも、スピーカー構成をがらっと変更&進化させたことが大きいように感じた。
特に、ミッドレンジの追加が最大のポイントじゃないだろうか。
「ボーカル域がイイ!」
1stインプレッションが、こうだった。低音が特長のこのシリーズでは、はじめての感覚だ。
低音楽曲ではなく、女性ボーカル楽曲を中心に試聴してしまったほど。わかりやすく言えば、ボーカルが、非常にやわらかくかつクリアなのだ。
また、今回から、あれほど推していた「X-Balanced Speaker Unit」をやめ、新たに「Circular unit」を搭載した効果も大きいと思われる。「低音は立ち上がりと立ち下がりのスピード=キレが重要で、それが、音全体のクリア感につながる」と思っているが、大口径の「Circular unit」により、低域ドライブに余裕が生まれ、キレのあるビートの再現も可能で、試聴した当店店内全体に、余裕で音を広げ、伝えられる。

↑また、新たに追加された、リアトゥイーター×2もいい仕事をしている。低域よりは指向性がある高域を担う、トゥイーター。これをリアに配置することで、360度ぐるりと、広い音場を再現できている印象。1台でも相当広い空間をカバーできるはずだ。
散々試聴して、ふと思う。これ、、、フツーに自宅に置いてもイケルよね。音楽鑑賞、そう、リスニング用スピーカーとして、十分なクオリティを秘めているのだ。「Bluetoothスピーカー」としては、ばかでかいが、オーディオ用スピーカーとしては、別に大きいわけでなく、トールボーイスピーカーなどと比較すると、むしろ小さいとも思える。そもそも、インターフェースが豊富だから、拡張性も容易なわけで。
こうなると、テレビ用のスピーカーとして、、、いや、光端子がなくなったのが少々惜しい。Bluetoothだと、現在のテレビ事情ではほぼSBCコーデックなので遅延が気になるかも。ヘッドホン端子から、RCA端子への接続がベターか。
古めのコンポ、ミニコンポなんかあれば、RCAで接続すれば、恐らく、今のスピーカーより、ゴキゲンサウンドで楽しめるかも。
まとめ
先代「SRS-XV800」の後継機種というよりは、その上位モデルという位置づけと感じられる、「ULT TOWER 7」。ちょっとやりすぎのフルモデルチェンジと言える。
スピーカー構成をまるっと変更進化させ、広い音場とさらなる高音質化を実現しつつ、従来の低音域までもブラッシュアップ。
「現場」での活用に耐えうる「XLR」端子は、スルー端子も装備。イヤホンジャック対応が珍しいスマホ事情に対応した、USB-C端子での、USB-DAC機能など、、、豊富なインターフェースは、「今」に適した内容に進化。
頑丈、防滴、、、もう、様々なシチュエーションで大活躍できる。「現場」でも、自宅でも。
※冒頭にも書いたが、、、個人的に自宅に欲しい。
ワイヤレスポータブルスピーカー「ULT TOWER 7」(SRS-ULT700)ソニーストア価格84,700円(税込)
2026年9月18日(金)発売
2026年9月ソニーストア各店舗にて先行展示
>ソニーストア「ULT TOWER 7」(SRS-ULT700)
>プレスリリース
>先行展示情報(ソニーストア各店舗9月2日(水))
>ULT POWER SOUNDシリーズ

- 3ウェイ化による「やわらかくクリアな女性ボーカル」の再現力。重低音モデルながら、新搭載の12cmミッドレンジのおかげで中高音域が劇的に進化
- 音圧とキレを両立した「Circular unit」のパワフル重低音
- 座れるほど頑丈なタフボディと「現場仕様」のXLR(スルー対応)端子
- 重量22.8kg・幅10cmアップの「ばかでか&激重」ボディ
- テレビ接続時に惜しい「光デジタル端子」の非搭載
- アナログ入力(RCA)が「PHONO入力」非対応
