東京某所で先行体験!新型ウォークマン「NW-WM1ZM3/WM1AM3」「NW-ZX900」発表&実機レビュー!濃すぎてスマン。

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歴代WM1Zシリーズ
左から、「NW-WM1ZM3」、先代「NW-WM1ZM2」、先々代「NW-WM1Z」
シリーズ / モデル名型番 / パッケージソニーストア価格(税込)備考・販売方法発売日
Signature SeriesNW-WM1ZM3654,500円フラッグシップ無酸素銅モデル2026年11月27日(金)
Signature SeriesNW-WM1ZM3
Sony Store Limited Package
679,800円ストア限定特別仕様
※抽選応募購入制
応募期間10月25日(日)まで
当落連絡10月30日(金)~11月1日(日)
2026年11月27日(金)
ハイエンドリファレンスNW-WM1AM3346,500円アルミ切削シャーシモデル2026年11月27日(金)
プレミアムNW-ZX900214,500円ZX707後継プレミアムモデル2026年11月27日(金)

>NW-WM1ZM3
>NW-WM1AM3
>NW-ZX900
>NW-WM1ZM3 Sony Store Limited Package

【超速報】でお知らせしたとおり、本日10月15日(木)10時、新型ウォークマン3機種が、一斉に国内発表された。
その後、やや、手が震えるほどの興奮状態で、私物の「NW-WM1ZM3 Sony Store Limited Package」抽選申し込みと、「NW-ZX900」注文手続き、、、そして、「NW-WM1ZM3」「NW-WM1AM3」「NW-ZX900」の店頭展示機の発注を済ませたところ。ほっとしている。あとは、当選連絡を待つばかり。万が一、落選した場合、、、通常版「NW-WM1ZM3」をポチッとすることになるが、はたして発売日に間に合うかが心配。

さて、【超速報】でも、触れたが、ありがたいことに、一足早く、東京某所にて、今回のウォークマン3機種ともに、先行体験済みなのだ。ウォークマン音響設計の、あの「佐藤氏」はじめ、設計陣から直接いろいろレクチャーも受け、夢のような3時間を過ごさせてもらった。。。そのときの様子を、許される範囲で、写真交えつつ、ウォークマン3機種の「デキバエ」を解説していこう!
※書き終えて思う。長い、濃すぎる、熱量凄くて暑苦しい(苦笑 当ブログシステムが、読了時間65分とか言ってるし(涙

目次

ハイエンドウォークマンの系譜

ハイエンドハイレゾ機の礎を築いた初代「NW-ZX1」
ウォークマン初のハイレゾ対応機は「NW-F880」、ハイエンドモデルとしては、「NW-ZX1」が初

ソニー製品で最も愛するウォークマンだけに、、、WM1M2シリーズから、4年7ヶ月も過ぎてるだけに、、、ウォークマン全種類が販売終了となっていただけに、、、もう、これは、復活を祝して、系譜から語らせてくれ。

ハイエンドハイレゾ機の礎を築いた初代「NW-ZX1」から、世界を震撼させたSignature Series初代「NW-WM1Z」。そして、究極の音を求めてバッテリー駆動の頂点を極めた超弩級「DMP-Z1」へ。ポータブルと据え置きの境界を打ち破り、常に極限の音を追求し続けてきた「ハイエンドウォークマンの系譜」。 その思想と技術は「WM1M2シリーズ」や「ZX707」へと継承され、今回の新世代3機種へと結実した!

「DMP-Z1」で培われた「徹底したバッテリー電源の独立・クリーン化」や「アナログ・デジタル・電源の理想的な分離」、そして贅沢すぎる「切削シャーシ」。エンジニアたちが追い求めてきた「ピュアな音への執念」が、最新の回路技術とともに惜しみなく注ぎ込まれている。

さらに今回は、ヘッドホン「WH-1000XM6」に初搭載された、知る人ぞ知る機能「先読み型ノイズシェーパー」が、ついにウォークマンのS-Master HXへ搭載! 微細なアタック音の立ち上がりや消え際のリアルさは、歴代モデルを軽々と超えた印象。

脈々と受け継がれてきたソニー高音質の魂が、最新プラットフォームと融合して新たな頂点へ。 大崎で実際に音を聴きながら、「あのDMP-Z1やWM1Zが目指した理想が、ついにここまで進化したのか!」と本気で唸ってしまった!涙腺緩むわっ(笑

3機種同時発表&発売のメリットと進化

左から『NW-WM1ZM3』、『NW-WM1AM3』、『NW-ZX900』

初代WM1シリーズに対してZX300/ZX500。2代目WM1シリーズに対してZX707。これまで、WM1シリーズの発売後、市場投入されてきたZXシリーズ。特に、2代目WM1シリーズでは、シリーズ初のAndroid機になったこともあり、後発のZX707のほうが処理速度が速かったりと、逆転現象が起きていた。が、今回、3代目にして初の、3モデル同時リリース。同じSOCを搭載し、同じ処理速度だ。また、共通部品をまとめて調達することによる、コスト面のスケールメリットも期待できるんじゃないだろうか。

ということで、3モデル共通の特長をまとめると。

  • 音質向上
    メイン&リアシャーシーの進化
    電源強化
    オーディオライン強化
  • ユーザビリティ進化
    ディスプレイ進化
    処理速度向上
  • ストリーミング再生進化
    DSD Remastering Engine(11.2MHz)&DSEE Ultimate→有線、Bluetooth、ストリーミング全てで対応

先代よりも、明らかな音質向上、使い勝手向上、ストリーミング再生時の制限撤廃と、一見、飛び道具がないように思えるが、3機種まとめて、見事な進化を遂げているのだ。

続いて、それら1つ1つを見ていこう。と思ったら、ほぼほぼ全てのポイントが、さらなる高音質化のため。これほど、音質のために、中の人たちががんばっているのかが、痛感できる内容になっている。。。

ひたすら音質のために・・・

メインシャーシーのサイズアップ

歴代WM1Zシリーズ
左から、WM1ZM3、WM1ZM2、WM1Z
歴代WM1Zシリーズ その2
大きい順に、WM1ZM3→WM1ZM2→WM1Z

ポータブル機にとって、グラウンド(アース)の安定化は音質に直結する重要ポイント。そして、そのグラウンドは、メインシャーシーが担う。
デジタル回路が動作するときに発生するノイズ電流を、グラウンドへ逃がす。アース電位がビシッと安定すれば、ノイズがオーディオ信号回路(S-Master HXなど)へ飛び火するのを防げる。グラウンドが強固になることで、信号の基準点がブレず、低音の輪郭がボワつかずにドシッと沈み込むようになるのだ。
とまぁ、それほど、グラウンドは重要なのだ。

さて、「NW-WM1ZM3」「NW-WM1AM3」「NW-ZX900」3モデルそろって、メインシャーシーはサイズアップされている。
サイズアップ=物量アップによる、グラウンドの安定化を狙っているのだ。「NW-WM1ZM3」「NW-WM1AM3」のディスプレイが、先代5インチ→5.5インチディスプレイとなっているのは、メインシャーシーサイズアップのついでじゃないかとさえ思える。「NW-ZX900」はディスプレイサイズは据え置きで5インチ。

WM1ZM3 切削過程

↑WM1ZM3では、先代WM1ZM2よりもさらに大きな無酸素銅(OFC)の塊から、削り出してメインシャーシーを製作している。しかも、無酸素銅純度は、99.99%(4N)だ。もう、ほんとばかげているとしか・・・。元の塊を持たせてもらったが、もう、完全に、凶器、鈍器だよ。これにより、超低抵抗シャーシーとなり、伸びのある澄んだ高音、クリアでより力強い低音域を実現。先代WM1ZM2も同じく、4N無酸素銅だったが、WM1ZM3は、単純に重量&体積アップによる、物量の暴力による音質向上と言ってもいいかもしれない。。。

ZX900メインシャーシー切削過程

↑一方、WM1AM3、ZX900は、アルミの塊を削り出して製作している。無酸素銅よりは軽いものの、これも、やってることは、異常というレベル。

低抵抗による音質向上と、重量とコストの、せめぎ合いだ。。。

リアシャーシーの無酸素銅化

リアシャーシー外面(左から、WM1ZM3、WM1AM3、ZX900)

これまでは、WM1ZM2はアルミ切削、WM1AM2とZX707はアルミプレスのリアシャーシーを使っていた。
今回、3モデルとも、無酸素銅(99.96%)金メッキのリアシャーシーを採用し、音質向上となった。

リアシャーシー内面(左から、WM1ZM3、WM1AM3、ZX900)

製作方法は、こだわりのWM1ZM3は、またもや切削。WM1AM3、ZX900はプレス成型だ。
切削工法は、材料費、手間と、コストアップに直結するが、プレス成型のような、圧力による材質の不均一性は起きないため、音質的に有利で、透明感があり、力強い表現が可能で、音場も広く、微細音の再現も可能という。

メインシャーシー+リアシャーシー合計重量は、大幅にアップしているが、、WM1ZM2同合計約275gに対して、WM1ZM3同合計は、なんと約343gと、実に25%も重量アップしている。まさに、物量による、グラウンド安定化だ!

無酸素銅削り出しブロック

2代目3モデルより採用されている「無酸素銅削り出しブロック」を、引き続き今回も3モデルすべてに採用。
シャーシーと基板の間に、金メッキを施した「無酸素銅切削ブロック」を据え付けることで、さらなる低抵抗化を実現。SOCや内蔵メモリーなどを搭載したデジタルブロックのグラウンド安定性を高め、静寂から立ち上がるクリアな音質を実現するという。

超低抵抗構造(ダイレクト締結)と金メッキビス

「メインシャーシーのサイズアップ」にて解説したとおり、シャーシーをグラウンド(アース)として使用している。低抵抗&安定なグラウンドが、高音質化へつながる。
従来は、メインシャーシーとリアシャーシーの間に基板を挟み、まとめてビスで固定(締結)していた。

そこで、WM1ZM3、WM1AM3では、ダイレクト締結という方法を採用している。基板を間に挟まず、同素材であるメイン&リアシャーシーを直接単独でビス固定することで、より安定したグラウンドを得られる。基板はやはり異素材なのだ。もちろん、ダイレクト締結により、コストは増えるが、、、そこは、高音質のため。。。残念ながら、ZX900では、ダイレクト締結といった贅沢は採用されていない。

↑そして、、、締結するための、ビスは、、、実測直径1.5mmのモノ。これも、低抵抗のほうがいいに決まってる。
ここは、WM1ZM3だけの特権。なんと、金メッキビスを採用。ビスとシャーシーの接合面も低抵抗化を実現。より安定したグラウンドに。

FTCAP3

引き続き、3モデルとも、オーディオブロックの電源のバイパスコンデンサー全てに、ソニー専用に開発し、音質チューニングを施したFT CAP3を、オーディオブロック電源部のすべてのバイパスコンデンサーに採用。ハイエンドオーディオ開発で培った知見を投入することで、音楽表現力をさらに向上。滑らかで自然な音のつながり、広がりのある音場、優れた透明感、そして引き締まった低音再生を実現。

↑FTCAP3は、このWM1M3基板上で15個、反対面で4個確認でき、大小サイズも異なり、3種類あるようだ。

無酸素銅ケーブルを使用した、専用バッテリー

バッテリーは、WM1M2シリーズと引き続き同じもの。
3モデルすべてのバッテリー電源ケーブルにOFCケーブルを採用。低抵抗化を実現。高域の透明感と低域の力強さがアップすることで表現力の向上を実現。

大容量固体高分子コンデンサーとOFC大型コイル

大元電源に大容量かつ低ESRの新開発固体高分子コンデンサー(写真シルバーの大きめの部品)を採用。WM1ZM3/WM1AM3では、アナログブロック用、デジタルブロック用と独立して配置し、合計2個搭載。(ZX900は1個)急激な電圧低下を防いで正確な信号出力を可能にし、クリアで力強い低音域を表現。
WM1ZM3/WM1AM3では、アナログブロック、デジタルブロックが、電源分離しているかのように動作し、アナログブロックへのデジタルノイズの干渉を最小限に抑制する。

↑WM1ZM3のみに採用された「直径約1.5mmの金メッキビス」と、バランス出力用 大型OFC(純度99.99%)コイル。バランス出力のLCフィルターだ。

WM1ZM3/WM1AM3に採用。(ZX900は、OFCではない、大型コイルが採用)全帯域で解像度を向上し、高域の伸びと広大な音場を実現するという。変態パーツの一つだそうだ(設計者さん談)

オーディオ電源をOFCケーブルで直結

↑基板のことが多少なりともわかる方なら、、、この白いのと青いのと、、、ジャンパー線と思うよね。応急処置など、一時的に接続するのがジャンパー線。電器製品の基板でこれがついてると、あれ?製品版でこれか?と、やや不安になったりするが。
この基板を初めて見たときは、あぁ、試作モデルだからしょうがないよね。と思いきや、、、

「重要なオーディオ電源を、基板上を走らせるのではなく、OFCケーブルという、より低抵抗なケーブルで直接供給する」

これにより、よりクリーンで低ノイズな電源供給ができるそうな。。。勘違い失礼しましたm(_ _)m

金入り高音質はんだ

ソニーのオーディオグレード製品では、おなじみになった、「金入り高音質はんだ」を、3モデルともに採用。ヘッドホン出力はんだ付け部を含む、すべての接続部分に高音質はんだを採用。手付はんだ部に加えて、WM1M2シリーズに引き続き、リフローはんだ部にも使用。微細音の再現力を増し、広がりや定位が向上。
ちなみに、金入り高音質はんだの原点は、あの究極のモンスターマシン『DMP-Z1』。また、リフロー工程にまで全面展開されたのは『WM1M2シリーズ』から!さらに、、、Xperia 1 Ⅵからも、採用されている。
さらに、ちなみに、、、据え置きアンプの金井氏(かないまるさんと言ったほうがわかりやすい?)から受け継がれたソニー高音質の魂が、ポータブルの佐藤氏らによって金入りはんだや極厚シャーシへと昇華されたと言えよう!

フィルドビア構造・(次世代)低誘電率基板

基板の表と裏・内層をつなぐ穴の中まで、銅メッキをみっちり充填した『フィルドビア構造』を採用。あまり知られてないが、WM1M2シリーズ、ZX707でも採用されていた。
プリント基板には、正確な信号伝送を実現するため、10層の低誘電率材料を採用。さらにビアホール内部を銅で充填することでインピーダンスを低減。その結果、広がりのある音場とクリアで明るいサウンドを実現。

うん、なんか、よくわからない。解説しよー。

『フィルドビア構造』・・・目に見えない基板の内部に無数の『銅の柱』を立てて層同士を直結しているようなもので、電源やグラウンドのインピーダンスを限界まで引き下げている。これにより、パーツの真下にダイレクトに配線を通す最短レイアウトが可能になり、微細な信号のロスをカット。音の立ち上がりの速さや低域の締まりに直結する、基板設計の超高精度なこだわり。

さらに、オーディオブロックとデジタルブロックを上下に分離(赤がオーディオブロック、青が電源/デジタルブロック)。ノイズの影響を受けないよう、音質のための最善の配置にしたことでS/N感が向上。また、高周波特性の改善で正しい信号の伝搬を可能とする、高周波特性に優れた、WM1M2シリーズで採用された、低誘電率基板を、さらに進化。空間の広がりと濁りのない美しい音色を再現。これらすべてZX900にも採用。

アンプ→ヘッドホンジャックまで、「KIMBER KABLE」接続

知る人ぞ知る、歴代WM1Zシリーズの代名詞のような、この接続。アンプからヘッドホンまでのほんの短い距離を、ぜいたくにも、DMP-Z1にも使用されている「KIMBER KABLE」社との協力によって開発された4芯Braid(編み)構造のオーバーバンド用大口径ケーブル(MUC-B20SB1と同仕様)を採用。外部ノイズを遮断し、ワイヤー間の相互作用に伴うオーディオ信号の劣化を最小限に抑制。ノイズのレベルを下げるとともにケーブルの持つ電気的特性を最適化することで、高品位なオーディオ信号の伝達が可能に。より力強く、なめらかな音質を実現。WM1AM3、ZX900では、OFCケーブルを採用。

クロック

↑WM1M2シリーズより採用の、「金蒸着・超低位相ノイズ水晶発振器(44.1系x1, 48系x1)」搭載。
※型番から、株式会社大真空(KDS)製のものと思われる。上側横向き「H98304」が48kHzマスタークロック、下側縦向き「H90316」が44.1kHzのマスタークロックだろう。
44.1kHz系および48kHz系それぞれに対応する、2基の低位相ノイズ水晶発振器を搭載。高精度なクロック生成により、安定した信号処理を実現。さらに、金蒸着処理を施した水晶電極の採用により電気特性を向上。楽器それぞれの存在感や定位の明瞭さを高めている。ノイズを抑制することで、透明感に優れた、開放的なサウンド再生を実現。

ちなみに、、、なぜ、44.1系x1, 48系x1の2種類を搭載しているのか?デジタル音源のサンプリング周波数には、大きく分けて2つの系統がある。

  • 44.1kHz系: CD音源(44.1kHz/16bit)、DSD音源、88.2kHz、176.4kHz、352.8kHzなど
  • 48kHz系: ハイレゾ配信の主流(96kHz、192kHz、384kHz)、動画音声、ストリーミング音源(YouTube等)など
    それぞれの系統では、基準の倍、倍になっている。

1種類の周波数では、割り算かけ算で、整数倍にならないコンバートが必要になり、音質面へ影響が出る。そのため、それぞれの基準周波数となる2種類を搭載しており、音源にあわせて、水晶発振器2種を切り替えて使用している。

先読み型ノイズシェーパー


「先読み型ノイズシェーパー」は、初めて搭載されたのは、意外にも、ワイヤレスノイキャンヘッドホンフラッグシップモデル「WH-1000XM6」だ。高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN3チップ内に搭載された。
>WH-1000XM6の“継承”と“挑戦” ~1000Xシリーズが極めてきたこと、挑み続けてきたこと~

今回のウォークマン3モデルでは、フルデジタルアンプ「S-Master HX」に新たに搭載された新機能だ。店長野田個人的にも、ヒジョーに有用な機能として、試聴してみて感動した。

デジタル信号のアナログ変換において必要となる、デジタル信号の量子化ノイズのスペクトラムを制御する技術。「先読み型ノイズシェーパー」は、この分野で多くの知見を持つ名古屋工業大学から学術指導をいただく形で新規開発。量子化ノイズを先読み計算して最適化するため、音の立ち上がりなど、急峻な信号変化に正確に応答できるようになっているのが特徴。従来型のノイズシェーパーと比べて、迫力ある低音のエネルギー感や高音の滑らかさが大きく向上しているという。
※本当にわたくしごとで恐縮ですが、、、↑名古屋工業大学は、我が母校でして。まじでうれしい。。。

「先読み型ノイズシェーパー」は、ウォークマンでは欠かせない、全ての音質設定を無効にする「ソースダイレクト」のON/OFFに左右されず、動作するというのがポイント。
WM1ZM3/WM1AM3では、ライト、バランス、ディープと3つの設定が可能で、ZX900では、バランスの一択となる。
様々な音源で、試聴してみたが、常時「バランス」でいいと感じた。好みで、ライト、ディープか。明らかに、低音のキレがよくなり、全体的にクリア感が向上すると感じた。

3機種 スペック比較表

ここまでの内容をふまえて、3モデルの比較表を作ってみた。
細かいながら、多くの点で、3モデルに違いがあるのがわかる。そう、その細かい違いの蓄積が、音質差、価格差につながっているのだ。
やはり、試聴してみて、WM1ZM3が最高音質という印象だった。WM1AM3とは音色の違いとは言うモノの・・・。

項目NW-WM1ZM3NW-WM1AM3NW-ZX900
シャーシの低抵抗化切削無酸素銅金メッキメインシャーシ(純度99.99%)アルミ切削メインシャーシ
アルミ切削メインシャーシ
金メッキOFCリアシャーシ(切削)金メッキOFCリアシャーシ(プレス成型)
無酸素銅切削ブロック
直接ビス締結+金メッキビス直接ビス締結
オーディオ電源強化FT CAP3
専用バッテリー(3本ケーブル、電源ラインの2本はOFC22番線)
大容量固体高分子コンデンサー×2個大容量固体高分子コンデンサ
オーディオ電源をOFCケーブルで直結ー
デジタル電源強化高分子コンデンサーセラミックコンデンサー
汎用フィルムコンデンサ
超低ノイズLDOレギュレータ
オーディオラインAnalogとDigital&Powerをさらに理想的に分離した基板レイアウト
Filled Via構造・(次世代)低誘電率基板
OFC大型コイル大型コイル
S-Master HX
先読み型ノイズシェーパー(3タイプ)先読み型ノイズシェーパー(1タイプ)
金入り高音質はんだ
汎用フィルムコンデンサ
Φ4.4 大口径キンバーケーブル接続Φ4.4 OFCケーブル接続
Fine Sound resister
クロック金蒸着・超低位相ノイズ水晶発振器(44.1系×1、48系×1)
最大外形寸法 (幅/高さ/奥行き)約86 mm x 157.6mm x 23.2mm約86 mm x 157.6mm x 23.2mm約77.2mmx 139.8mm x 17.5mm
質量約670 g約425 g約345 g
メモリー容量256GB
ユーザー使用可能領域:約207GB
128GB
ユーザー使用可能領域:約91GB
64GB
ユーザー使用可能領域:約33GB
DSD Remastering(11.2MHz)/DSEE UltimateW.Musicアプリ&その他アプリ全て対応(有線、Bluetoothともに)
バッテリー35h (MP3 128kbps, wired,W.Musicアプリ)
31h (Streaming,wired,他アプリ)
40h (MP3 128kbps, wired,W.Musicアプリ)
35h (Streaming,wired,他アプリ)
Bluetooth コーデックLDAC/aptX/aptXHD/AAC/SBC/LC3/aptXAdaptive/LE Audio
OSAndroid 16(OSアプデ予定あり)
ディスプレイ5.5インチFull HD (1920 x 1080 ドット)5.0インチFull HD (1920 x 1080 ドット)

実機触っていろいろ気づいたこと

左から、ZX900、WM1AM3、WM1ZM3

WM1M3シリーズは、WM1M2シリーズのデザインを継承。
一方、ZX900は、新デザイン。完全に直線デザインで、直方体。


左から、ZX900、WM1AM3、WM1ZM3

3モデルとも、背面は異なる。
ZX900は、「もっこり」がなくなり、完全にフラット。ZX707同様、全面ラバー。
WM1M3シリーズは、どちらも、全面ラバーになった。「もっこり」は引き続き。
全面ラバーだけに、、、刻印サービスは不可。

↑細かいところだが、大きな進化だ。
WM1M2シリーズでは、トレイ式だった、microSDスロット。一方、ZX707では、キャップ付きスロットイン式だった。
今回の3モデルでは、全てキャップ付きスロットイン式になった。が、、、細かなところがブラッシュアップされている。
この写真だけ見てわかるとすれば、、、ZX707オーナーさんくらいだろう。ZX707は、このキャップが、短いラバーベルトで、つながっていたが、それがまた、短くて短くて。とにかく、邪魔で、出し入れがやりづらいのなんの。それが、今回3モデルとも、見ての通り、十分な長さとなり、ストレスなく、microSDの出し入れが可能になった。地味だけど、ちゃんと配慮してくれたのがうれしい。

W.Musicアプリ

ほとんど、違いはない、W.Musicアプリのトップ画面。だが、、、「ライブラリー」文字の横の「丸90」、音量表示が、新たに追加された。ほぼどの画面でも表示されていた。地味に便利。

↑好評の「バイナルプロセッサー」「DCフェースリニアライザー」の設定画面でも、ソースダイレクトボタンの隣には、ノイズシェーパーのボタンが、鎮座する。それほど、自信がある機能「ノイズシェーパー」なんだろう!確かにイイ。

↑やはり、FTCAP採用していることもあり、エージングは約200時間。もちろん、試聴機は、エージング完了機だった。
アンバラ出力、バランス出力それぞれ必要なのは言うまでもない。どちらもエージングするなら、400時間必要ということだ。先代機たち同様、エージングがゴールに近くなるにつれて、どんどん良くなっていくはずだ。

↑再生画面では、ジャケ写が一回り大きくなり見やすくなった。曲フォーマットや音質などは、ジャケ写上方に移動した。

処理速度体感

デバイス情報 左:WM1ZM2 右:ZX707

大前提、、、Android機といえど、ウォークマンは、音質全振りデバイスだ。処理速度の速いSOCは、電源消費も多く、バッテリーの電圧降下も少なくはなく、音質に影響する。そのため、開発当時で、音質に影響せず、遅すぎないスペックの、SOCを選定することとなる。そのため、開発時期の異なる、WM1M2シリーズと、ZX707では、搭載SOCが異なり、当然、後出しのZX707のほうが、より処理速度の速いものが採用され、結果、操作感に違いが出ている。

ということで、今回は、3モデルともに同一SOCが採用されている。どのSOCが採用されているかは、実機が当店に到着次第お知らせするが、、、(aptX Adaptiveが、対応コーデックに含まれてる時点で、メーカーは一択になってしまうが・・・)

「NW-WM1ZM3」「NW-WM1AM3」「NW-ZX900」には、ZX707比約4倍、WM1M2シリーズ比約7倍以上の処理速度のSOCが搭載されているはずだ。

実際、操作しても、なんのストレスもなく、さくさく動く。軽めのゲームなら問題なく動作するだろう。映像、音楽のサブスク系アプリなんかは、全く問題ないだろう。
そして、、、スマホのように常時電源ONの必要がないウォークマンは、使用時だけ電源ONにしたい。だから、起動時間の早さも重要。実際に試したところ、Xperia 1 Ⅷよりも、起動時間が早い!確かに、常駐アプリが圧倒的にスマホよりは少ないが、やはり、起動時間短縮の工夫がされているとのこと。

試聴

限られた時間での試聴ということで、ざっくりの1stインプレッション。

店長野田は、「NW-WM1ZM2」「NW-ZX707」オーナー。また、「Just ear」オーナー。
ということで、それら愛機たちと、普段聴くというよりは、仕事上、音質チェック用で嫌というほど聞いている音源入りの、microSDを3枚持参して、試聴させてもらった。もう、張り切りまくり。
あ、そうそう。「Just ear」は、自分好みのカスタムモデルではなく、「NW-WM1ZM2」チューニングモデルを持ち込んだ。そのほうが正確な判断ができるので。

まず、3モデル共通の印象。
同時設計開発ということで、やはり、系統は同じ音色。
シャーシー強化、電源強化への注力が、それぞれの進化っぷりをわかりやすくしている印象。3モデルともに低域の、特に立ち上がりが心地よく、力強さを感じられた。また、個人的にもお気に入りの、先読み型ノイズシェーパーの効果もあり、元々ほとんど気にならないノイズが、さらに低減されたせいか、高音域がより滑らかに感じられた。先読み型ノイズシェーパーは、「バランス」設定が万能か。

ZX900が、わかりやすかった。3モデル中、前モデルからの進化が最も顕著と感じた。WM1AM2はしばらく試聴してないし、その場にもなかったので、先入観もあるかもしれないが、、、WM1AM2といい勝負しているような気がしてならなかった。とはいえ、やはり、ZX系統の音色。くせがなく、フラットな音色。音場もそれなりに広い。

WM1AM3は、アルミ切削シャーシーによるものなのか、先代同様、スピード感があり、明瞭な音色。低域はキレ、高域は抜けの良さ。

WM1ZM3は、個人的にも最も好み。ドストライク。全体的に、濃密というか、見事なまでの情報量で、空間表現も見事。広いというか、深い音場。低域はスピード感もあるものの、どっしりとした重厚感。高域は、繊細かつ伸びのある、艶やかな印象。WM1ZM2と比較し、特に、低域の魅力を感じた。WM1ZM2オーナーさんにとっては、悩ましいところかもしれない。これを聴いてしまうと・・・聴くんじゃなかったと思いそう。ウォークマン貯金できてる人は、迷うな!いけっ!間違いない!

まとめ

大きなサイズになったり、重くなったり、、、見た目の変化に目が行きがちだが、それもすべては「音質のため」。なにもかもが、極上の音楽体験のため。

その執念が実を結び、3モデルとも順当・確実に圧倒的な進化を遂げている。

正直なところ、昨今の部材やメモリー高騰の煽りもあってか、価格もグッと上がってしまったのは唯一悩ましいポイントではある。。。が、実際にこの異次元の音を聴かされてしまえば、「この音のためなら納得せざるを得ない」と唸らされるのもまた事実。

音への妥協を一切捨てたソニー開発陣の魂の結晶。

じっくり育ててきたウォークマン貯金、今こそ解き放て!

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NW-WM1ZM3
総合評価
( 5 )
メリット
  • 同一SoC搭載による動作爆速化&ストリーミング制限の完全撤廃
  • 「先読み型ノイズシェーパー」ウォークマン初搭載&「物量の暴力」による圧倒的グラウンド強化
  • microSDスロット出し入れのストレス激減&大画面化など、細部まで行き届いた使い勝手
デメリット
  • 部材・メモリー世界的高騰の煽りを受けた「さらなる価格高騰」
  • 低抵抗・グラウンド安定化(物量投入)の代償としての「ズッシリ重い重量感」
  • 画面5.5インチ化&横幅86mm・厚み23.2mmによる「片手操作の難しさ&ポケットでの存在感」

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