スマホ直挿しで空間収録!ソニー「ECM-AX10」早速実機レビュー!

空間オーディオマイクロホン「ECM-AX10」2026年10月23日発売予定
ソニーストア価格29,700円(税込)
本日10月9日(金)、空間オーディオマイクロホン「ECM-AX10」が発表された。
スマホ直差しで、「空間録音」が可能という、面白い製品だ。
そして、、、オープンな空間オーディオ規格である「Eclipsa Audio」の収録・制作に対応したハードウェアとしては第一号のモデルだっ!!!
今回ソニーさんから特別に発売前の実機をお借りすることができたのだ!
ということで、実機レビューいってみよう。
開梱


- ウインドスクリーン
- シューマウント・マイクホルダー(コールドシュー/電気接点なし)
- USB Type-Cケーブル(USB-C - USB-C) (約30 cm)
- スペーサーシート
外観

MODEスイッチで、Spatial(空間録音)、STEREO(ステレオ録音)を切り替える。

↑SELFIEスイッチをオンにすると、マイクの左右が反転することで、スマホのインカメラを使ったセルフィー撮影に対応。

↑USB-C端子は直付け。

↑ボトム部にイヤホンジャック。Xperiaなどを除いて、イヤホンジャック非搭載スマホが当たり前なだけに、これはありがたい。
手に取ってビックリ!約24gの超軽量ボディと独特の球形マイク

箱から出してまず驚いたのが、その軽さ!約24gの本体は、手のひらに乗せても「え、モックアップか?」って思うくらいヒジョーに軽い!確かに、スマホ用を名乗るなら、これくらい軽くないと負担大だ。

↑本体の先端には、まあるい球形モジュールを配置。

この中に4つの全指向性マイクカプセルが向きを変えて内蔵されていて、前後左右・上下の全方位の音を逃さず捉える「アンビソニックス録音」を実現しているのだ。
マイク本体の質感もマットブラックで、カメラアクセサリーらしい精悍で引き締まった仕上がりになっているね!
録音形式と、最終の出力形式
ややこしい!が、理解せねば!
録音形式は3種類。1つは、空間再現は最も優れるが、専用アプリが必須。あとの2つは、どのアプリでもOK。
出力形式も3種類。1つは、専用アプリ必須の録音形式からのみ出力可能な、最上位形式。また、現在、Youtubeでのみ再生可能。あとの2つは特に制限なし。が、、、いずれも、イヤホンヘッドホンを使っての試聴がわかりやすい。
録音形式
| 録音方法 | 録音形式 | 概要・特徴 | 本体の物理スイッチ | 専用アプリ設定 | 専用アプリ以外の利用 |
|---|---|---|---|---|---|
| 空間録音 | アンビソニックス録音 | 4つのマイクユニットで空間全体の音響情報を収録。いわゆるRAWデータのままでは通常プレーヤーで再生不可。Eclipsa Audio(YouTube空間オーディオ)への書き出しや外部DAW編集の元データとして使用。 | Spatial | 「アンビソニックス」 | 不可 (専用アプリ「Spatial Audio Video Tool」が必須) |
| バイノーラル録音 | 人間の耳の聞こえ方を再現し、一般的なヘッドホン・イヤホン視聴時に立体的な臨場感・音場が得られる形式。 | Spatial | 「バイノーラル」 | 可能 (標準カメラやサードパーティ製録音アプリでもバイノーラル音声として収録可能) | |
| 通常録音 | ステレオ録音 | 左右2chの一般的な形式。ヘッドホンだけでなく、スマートフォンの内蔵スピーカーや外部スピーカーでの再生にも適した汎用的な音声。 | Stereo | ー | 可能 (標準カメラや外部アプリで通常のステレオマイクとして動作) |
出力形式
| 出力形式 | 概要・特徴 | 主な再生環境・用途 | 前提となる録音設定 |
| Eclipsa Audio | Googleが定める立体音響フォーマット。360度の空間音響情報を保持したまま動画書き出しを行う。 | YouTubeでの空間オーディオ公開・再生 (視聴側はヘッドホン/イヤホン推奨。対応ブラウザやアプリで立体音場が再現) | アンビソニックス録音のみ (バイノーラルやステレオからは変換・書き出し不可) |
| バイノーラル | 人間の両耳の聴こえ方をシミュレートした2ch音声。特別なデコーダーなしで自然な立体感を再現。 | 一般的なヘッドホン・イヤホンでの視聴 (SNS投稿や動画共有など、通常の動画プレーヤーで立体音響を楽しんでもらいたい場合) | アンビソニックス録音 または バイノーラル録音 |
| ステレオ | 最も標準的で汎用性の高い左右2ch音声。スピーカーでもヘッドホンでも違和感なく再生できる。 | スマートフォンの内蔵スピーカー、テレビ、外部スピーカー等での再生 (立体感より普遍的な聞き取りやすさを重視する場合) | すべての録音形式から可能 (アンビソニックス/バイノーラル/ステレオ) |
| アンビソニックス(音声のみ) | 1次アンビソニックス(4ch)(RAWデータ)の生音響データを、映像と切り離して出力する形式。 | DAWやプロ用動画編集ソフトでの本格編集 (Premiere ProやReaper等に持ち込み、音響補正や他音源とのミキシングを行う場合) | アンビソニックス録音のみ |
空間録音対応 動画撮影アプリ「Sony |Spatial Audio Video Tool」

空間録音対応 動画撮影アプリ「Sony |Spatial Audio Video Tool」、これが、最大のキモ。
3種のうち、最も空間表現に優れた、最上位録音形式の、アンビソニックス録音は、このアプリが必須。もちろん、その場合は、「ECM-AX10」も必須。スマホの内蔵マイクとの組合せでは、ステレオ録音のみ可能だが、、、それなら、スマホ内蔵のカメラアプリでよろしいかと。
また、撮影データからの書き出しも、このアプリからのみ可能。
Xperiaに直挿し!セッティング不要で即・空間オーディオ体験

接続はUSB Type-C端子にカチッと直接挿すだけ!
プラグインパワー給電だから、マイク側のバッテリー充電を気にする必要が一切ないのがモバイル撮影では本当に心強いわけだ。

↑USB-C端子は少し余裕があるので、Xperia 1 Ⅷ 純正ケース装着時でも、干渉しない。
Xperia 1 Ⅷには3.5mmのヘッドホン端子があるから、有線イヤホンを挿せば録音中の音をリアルタイムでモニタリング可能。遅延も気にならず、バッチリ周囲の音を確認できるし、ヘッドホン端子非搭載スマホでも、本機本体底のマイク端子でモニタリングできる。
専用アプリ「Sony | Spatial Audio Video Tool」を立ち上げると、空間録音時なら、W・Y・Z・Xの4チャンネルのレベルメーター、ステレオ録音時には、2チャンネルのレベルメーターが画面に表示されて、本格的な収録体制になる!
Googleとサムスンが主導する最新空間オーディオフォーマット「Eclipsa Audio」にも世界で初めて対応していて、ヘッドホンで聴き返すと「音が鳴っている場所の距離や方向」がクッキリとリアルに再現され、臨場感がすごい

気が利いてるのが、本体裏面の「セルフィーモードスイッチ」!
自撮りに切り替えたときにポチッとオンにするだけで、音の左右方向を自動で反転してくれる。
本体内蔵の加速度センサーのおかげで、スマホを縦持ちにしても横持ちにしても、画角と音の向きがピタッと一致するのもヒジョーに賢い!
大音量の場所でも音割れを防ぐアッテネーター(0dB/10dB/20dB)やノイズカット/ローカットフィルターもハードウェアスイッチで即座に切り替えられるから、現場での操作性もよろしい!
充実の付属品!モフモフのウインドスクリーンも同梱

付属品もヒジョーに充実しているよー!
風切り音をガッツリ抑えてくれるファータイプのウインドスクリーン(モフモフ!)が標準で付いてくるのは屋外ロケ派には嬉しすぎるポイント。

さらに、厚みのあるスマホケースを付けたままでも装着できるように、USB Type-C延長ケーブルやマイクホルダー、スペーサーシートまで同梱されている。気が利いてる!
ゆる~い、作例
Xperia 1 Ⅷ+ECM-AX10で、撮影。同じデータを使って、全3形式に出力。
さすがに、最上位フォーマットのEclipsa Audioは、音の広がりがすごい。
是非、イヤホン、ヘッドホンで、聞いてみて!!!!
3分少々の、だらだらと近所を歩く動画・・・
空間オーディオマイクロホン「ECM-AX10」2026年10月23日発売予定
ソニーストア価格29,700円(税込)
