<イベント実機レビュー>光学170mm、テレマクロ、2K&新アスペクト比ディスプレイ、新色、、、SIMフリー「Xperia 1 Ⅵ(XQ-EC44)」

昨日5月18日(土)、日帰り弾丸取材行ってきた。もちろん、東京天王洲アイルで開催された、新Xperiaお披露目の「Xperia SPECIAL EVENT 2024」だ。昨年も場所は違えど、Xperia 1 Ⅴのお披露目会として、同様のイベントが開催されたんだが、、、今回は、全くあのときとは、少し違ったテンションなのだ。

Xperia 1 Ⅴも、当店実績を見ても、ヒットモデルだったのは間違いない。Xperia 1の系譜をしっかりと受け継いだ、正統進化モデルで、いわば優等生だったのだ。
ところが、Xperia 1 Ⅵときたら、、、4Kはやめるし、縦長もやめるし、、、光学170mm! テレマクロ2倍!!! 新色でしかも超久しぶりの「赤」!!!!!カメラアプリ刷新!!!!もうね、不安と期待と入り乱れまくり。ある意味、久しぶりの尖ったモデルで、(飛行機の時間の都合もあったけど)開場2時間半くらい前に着いてしまうほどの、取り乱しっぷり^^

ということで、イベントレポートというよりは、実機レポートに偏った内容でお届けします。

※なお、、、プレゼン時間を除いて、商品自由体験時間が2時間だったけど、、、倍でも足りんって!!!当ブログ的には、、、相変わらず長いけど(汗)かなり薄めの内容になっているので、ご了承ください。。。(担当者さん開発者さんとっつかまえて、くっちゃべってた時間が長かっただけとも言うw)

目次

開場の雰囲気

↑寺田倉庫Eホール。プレゼン後、実機体験は隣の、B&Cホールへ移動して。

場所は、30年近くぶりの天王洲アイル。倉庫街のイメージが、しゃれおつエリアに変わっててびっくり。倉庫をリノベーションした感じ。

Xperia 1 Ⅴで撮影

2時間半をつぶすために、まわりを散策しまくった。しっかし、この日の東京は、クッソ暑くて、汗だく^^;

↑元倉庫らしい会場は、天井も高いし、暗いし、プロジェクター映像も、スポットライトによるステージも、映え映えで、雰囲気よかった。

イベントの雰囲気がわかりそうなレポートは、以上。(テヌキ感ヒド^^;)終了。では、実機チェックしていこう!

Xperia 1 Ⅵ外観チェック!

左:Xperia 1 Ⅵ、右:Xperia 1 Ⅴ

Xperia 1 Ⅵ:約74mm×約162mm×約8.2mm
Xperia 1 Ⅴ:約71mm×約165mm×約8.3mm
(横×縦×厚)

やはり、気になるのはサイズ感。縦に3mm短くなり、横に3mm大きくなり。どれくらい印象が変わるか?
特に、縦方向がどうなったか気になっていて。リーク情報でも、21:9の縦長デザインをやめる!というのが思いっきり先行しており、縦が短くなることが強調されていた印象だ。が、、、見た瞬間、手に取った瞬間、、縦長よりも、、、

「幅、広っ!」

と、そっちに意識がいく。いや、明らかに、ワイドデザインなのよ。

↑縦も横も、同じく3mm違いだが、、、比率的に、横の方が、より変化を感じるんだろう。

これまでのXperiaを知ってる人なら、握ればわかる。あ、ワイドデザインになってる!と。
ホーム画面で見比べて驚く。Xperia 1 Ⅴが狭苦しく感じ、Xperia 1 Ⅵは、逆に広々とさえ感じるのだ。詳しくは、ディスプレイの項で。

続いて、新色「スカーレット」。カーキグリーン同様、SIMフリー限定色だ。「赤」がカラバリに選ばれたのは、いつ以来だろうか。というほど久しぶり。もっと大人びた深みのある赤かと思いきや、光を少し反射する、きらびやかな赤だ。公式サイトには「躍動感あふれる」と表現されているが、そのとおり。ボディ側面ぐるりも同色。

↑公式サイトの画像で、すでに気づいている人も多いとは思うが、カメラレンズ周り=カメラバンプは、Xperia 1 Ⅵでは、ボディと同系色になった。Xperia 1 Ⅴでは、ボディカラーによらず、黒に統一されていた。

↑「スカーレット」は、カメラバンプも赤。ちなみに、Xperia 1 Ⅴと比較すると、レンズ周りがでかくなっているのがわかる。
ちなみに、、、「ZEISS T*」ロゴは、「T*」は赤となっているのが通例だが、スカーレットのみ、視認性を考慮してか、すべて白に統一されている。

光学170mm

16mm

↑会場では、きれーなおねーさんが、きれーなドレス着て、照明までセッティングした撮影スポットが用意されていて。

170mm

16mm撮影位置と同じところから、170mm撮影したのが、↑これ。スマホとは思えないほどの、望遠画角。これで、16mmから170mmという、幅広い画角を手に入れたことになる。

テレマクロ

↑テレマクロ撮影コーナーが用意され、、、御丁寧に、植物用霧吹き担当さんまでいらっしゃり、いたれりつくせり・・・。

が、、、どうしても試したくて、10円玉を持ち込み・・・撮影させてもらった^^;

↑最短撮影距離での、テレマクロ撮影。光の加減で、色が飛び気味だが・・・しっかりと、フォーカスもとれ、撮影できた。

ちなみに、、、マクロレンズといえば、等倍(撮影倍率1.00)。α7+マクロレンズで撮影してみたのが、

↑これ。10円玉が画角一杯取れるのが、マクロレンズ=等倍であることの、目安になる。
Xperia 1 Ⅵは、35mmフルサイズ換算で2倍!なかなか、パンチのあるマクロ撮影が楽しめるのだ!

テレマクロ撮影は、「テレマクロ」モードへの切り替え操作が必要。

↑カメラアプリで、その他の中から、「テレマクロ」を選択。

↑焦点距離は120mmに固定となる。3レンズ中、望遠の光学ズームレンズを使用する。フォーカスは、マニュアルのみで、フォーカススライダーで操作。撮影距離は、最短4cmから、フォーカス無限遠で3m以上と、かなり広いため、被写体の位置決めは、かなりラフでもいけそう。ピント拡大にも対応。「Peak ON」にすることで、合掌ポイントが、黄色い斑点で表示されるので、それを目安にして、フォーカスを決める。

ディスプレイ

左:Xperia 1 Ⅵ、右:Xperia 1 Ⅴ

この体験コーナーでは、上方から、晴天時並みにド明るいLED照明で照らしている。
この写真ですらはっきりとわかるくらい、Xperia 1 Ⅵのほうが圧倒的に見やすい。輝度約1.5倍はダテじゃない。
また、新搭載「サンライトビジョン」による、画面区画ごとの階調調整機能のおかげで、コントラストも自然。明るいだけじゃない。

次に、アスペクト比について。
動画見るときは、やはり、Xperia 1 Ⅵの新アスペクト比19.5:9のほうが、より自然だね。TikTokなんかだと、これまではかなり画像が切れてたし。また、画面自体も大きく感じる。
ブラウザは、いくつか、サイト開いてみたけど、横幅が広くなったものの情報量は変わらず。縦は短くなった分、情報量は明らかに、減った。つまり、ページスクロール頻度が多くなる。
しかーーーし。横幅が広いほうが、画面がより広大に感じる。サイズとしてはどちらも6.5インチだけど、、、Xperia 1 Ⅵは、Xperiaスマホ史上最大ディスプレイに思えてならない。名機「Xperia Z3 Tablet Compact」の影が見え隠れしてしまう(笑)

マルチウィンドウも、もろに縦サイズが影響する。が、そもそも、どれくらいの人が使ってるかっていう・・・

それでも、19.5:9にすることで、賛否はあると思うが、実物見てみて、違和感ないし、世の中のコンテンツに合わせるというのは正解だとも思った。

2Kについて。

左:Xperia 1 Ⅴ、右:Xperia 1 Ⅵ

昨日、Xにも同様のポストをしたけど。
右のXperia 1 Ⅵのほうが、画面がよりワイドで、明るいが、、、解像度だけを見て欲しい。
同じ写真を表示して、α+マクロレンズで撮影。肉眼よりは大きく見える程度に拡大してるが。わ、わからなくね?

とここまでは、当日、会場での判断。
翌日、なんか納得できないため、調査してみると。
なんと、Xperia 1 ⅤでGoogleフォトは、4K表示されていないことに気づく!!!!
手元に、自前、店頭展示機と、2台のXperia 1 Ⅴがあるが、どちらも同じ。おかしい。Xperia 1 Ⅳでは、Googleフォトは4K表示に対応していたのに。

写真表示し、スクショをとり、その解像度で確認してみると、

・Xperia 1 Ⅳ:1644×3840
・Xperia 1 Ⅴ:1096×2560

やはり。
お恥ずかしながら、Xperia 1 Ⅴで、Googleフォトが4K表示されない件については、詳細不明なので、、、とりあえず、4K vs 2Kの代理戦争として、「Xperia 1 Ⅳ vs Xperia 1 Ⅴ」で、検証してみる。

↑まず、それぞれのスクショを、PCで拡大表示してみる。たしかに、その差は歴然だ。やはり、4Kと2Kの解像度の差は、いかんともしがたい。

では、つづいて、それぞれのXperiaで表示し、

左:Xperia 1 Ⅳ+Googleフォト(4K表示)、右:Xperia 1 Ⅴ+Googleフォト(2K表示)

↑赤枠を、α+マクロレンズで、拡大撮影してみる。


左:Xperia 1 Ⅳ+Googleフォト(4K表示)部分拡大、右:Xperia 1 Ⅴ+Googleフォト(2K表示)部分拡大

わ、わからん。相当差が出るだろうと思ってたんだが・・・

ということで、この代理戦争を踏まえて、言えるのは、Xperia 1 Ⅵという6.5インチディスプレイでは、4Kでも2Kでも、写真の解像度差は、目視では難しい。と言っていいんじゃないだろうか。(っていうか、Xperia 1 ⅤでのGoogleフォトの挙動が納得できないんだけど・・・)

なんだか、思わぬ事件勃発で、不必要に長引いてしまって申し訳なし。
改めて、検証してみる。。。

ということで、ディスプレイについては、、、2K&新アスペクト比は、、、個人的には、「あり」という結論。バッテリー持ち向上というメリットもついてくるしね。

オーディオ

昨年のXperia 1 Ⅴのときには、フロントステレオスピーカーだけの進化にとどまっていたが、今年のXperia 1 Ⅵでは、またもや、フロントステレオスピーカーの進化、そして、有線ヘッドフォンまでもが、進化!

大好物のポタオデのことだからと、はりきって、試聴用楽曲データに、耳慣れしているリケーブル+イヤホン(MDR-EX800ST)を持参。
が、試聴用楽曲データは出る幕なし。さすが、ソニーさん。よくわかってらっしゃる。いい選曲で^^

さて、、、まずは、フロントスピーカー。新スピーカーユニットを搭載したという。オーディオ機器のような力のいれよう^^

↑昨年驚かされた、「ほぼ個室ブース」が、再び登場。

遮音、吸音された、ほぼ個室にて、Xperia 1 Ⅵと、Xperia 1 Ⅴのフロントステレオスピーカーを、じっくりと試聴できる。こんなことやってる、スマホメーカー他にあるのか?^^

Xperiaは、通話スピーカー側とマイク側と、、、同じオーディオ用スピーカーが搭載。横位置にすると、左右ステレオ感をしっかりと表現してくれる。片側だけいいスピーカーで、片側は補助用。なんてことはしない。左右どっちもガチのスピーカーなのだ。

昨年の、Xperia 1 Ⅴと、Xperia 1 Ⅳとの比較試聴のときもそうだったが、、、まぁ、違いは明らか。多少でもオーディオのことがわかる人なら、すぐにわかるだろう。Xperia 1 Ⅵは、より、低域がしっかりと出る。こんなに体積の少ないスマホで、よくこの低域が出せるなという印象。常々言ってることだけど、低域がしっかりと、上の音域を支えてるからこそ、全域のクオリティが上がるのだ。音圧は、あまり違いは感じなかった。

これで、お昼ドキの、Netflixが、一段と楽しくなるな!(咀嚼中は、イヤホンは避けたいよね)

つづいて、、、有線ヘッドフォン。

いつかは、バランス対応Xperiaが出ると信じているが、それまでは、アンバランスに磨きをかけていってもらいたい!
Xperia 1 Ⅵでは、アンバランスの弱点「左右グラウンド共通化による、クロストーク」を、前モデル比50%低減。回路設計の改善によるそうだ。

これまた、試聴すると、すぐわかる。左右セパレーションの向上による、クリア感。いいぞいいぞ!みんな、完全ワイヤレスばっかりだろうけど、たまには、有線も試してみて!

Xperia 1 Ⅵ専用「Style Cover with Stand for Xperia 1 VI (XQZ-CBEC)」

この歴代シリーズカバーは、安定のクオリティ。

↑レンズ面がカバーのおかげで、ツライチになって、机に置いても、カタカタしなくなるし、開閉式スタンドで、Xperiaが自立するし。

↑スタンドに、必要以上に負荷がかかっても、ポッキリ折れたりせず、ほどよくはずれてくれるので、破損防止になる。

↑操作周りへの影響もなし。カバーがじゃまにならない。

↑Type-C端子周りもゆとりがあるから、大きめのType-C端子でも接続しづらくない。

↑ストラップのゲンブツを見逃してしまったが。今回より、ストラップが付属する。金属部品を使ってないから、Xperiaを傷つける心配もなし。

まとめ

・テレマクロは120mm固定、MFのみで、ピーキング表示あり。最大撮影倍率2倍と、すげーよれる。
・望遠170mmは、すげー。
・24mmは、ピクセルビニングを解除して、高解像度48MP撮影が可能。
・48MPセンサー切り出しで、光学2倍相当の焦点距離48mm撮影が、新設。
・低照度下での撮影は、Xperia 1 Ⅴ譲りのセンサーで、高感度撮影。
・カメラアプリは、これまでの動画アプリ2種、静止画アプリ1種が、統合されてひとつに。
・2K&19.5:9新アスペクト比ディスプレイは、デメリットはほぼなし。気にならない。画面が広く感じるぜ
・2Kディスプレイになったことにより、1.5倍輝度、直射日光下でもコントラストが死なずみやすい。
・2Kディスプレイになったことにより、バッテリー持ち向上
・フロントステレオスピーカーは、さらに進化
・有線ヘッドホンの音質は、かなり進化
・放熱対策強化
・新色「スカーレット」は、いかすぜ

・ソニー主催のXperiaイベントは、まじ楽しい!テンションぶちあがる。是非、来年も!!!

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SIMフリー「Xperia 1 Ⅵ(XQ-EC44)」ブラック/プラチナシルバー/カーキグリーン(SIMフリー限定)/スカーレット(SIMフリー限定)
・RAM16GB/ROM512GB 219,000円前後(SIMフリー限定 ブラック、カーキグリーンのみ)8月23日(金)発売
・RAM12GB/ROM512GB 205,000円前後(SIMフリー限定 全色)6月21日(金)発売
・RAM12GB/ROM256GB 190,000円前後(全色)6月21日(金)発売
※5月22日(水)10時ソニーストア先行予約販売開始

プレスリリース
Xperia 1 Ⅵ公式サイト(5月22日(水)10時先行予約開始)
商品動画
商品発表ビデオ
Xperia 1 VI発売記念!エントリーでお得キャンペーン(1万円キャッシュバック)(6月6日(木)まで)
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