<実機レビュー>限界突破!さらなる進化を遂げた、ワイヤレスノイキャンフラッグシップモデル「WH-1000XM6」 まさかの、立体音響がすごかった!!

ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「WH-1000XM6」ブラック/プラチナシルバー
ソニーストア価格59,400円(税込)
5月30日(金)発売

ソニーストア(製品詳細、先行予約販売)
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先代「WH-1000XM5」と比較するサイト
WH-1000XM6まとめページ

本日5月16日(金)9時発表となった、ワイヤレスノイキャンフラッグシップモデル「WH-1000XM6」。
超速報でお伝えしたとおり、先代からの進化ポイントがとんでもなく多い!!わずか一世代で、こうも変わるものか!?

では、そのすごさを、じっくり見ていこう!

目次

開梱

↑お借りしたのは、ブラックだ。先代より、少々丸みを帯びたパッケージだ。

↑当然、パッケージ全て、プラ無しのオール「紙」。センターに「1000X SERIES」の文字が刻印されている。

↑これまた、丸みを帯びた、キャリングケースだ。
取説類が納められた紙ケースには、3段階の手順が記載されている。まず、QRコードから、スマホアプリ「Sony|Sound Connect」インストール。次に、電源入れる。最後に、スマホとつなげ!と。テキストレスのイラストのみとなっているが、最近のソニー製品の定番。

↑その取説類が納められた紙ケースは、ユーザーが見落とさないよう、キャリングケースのハンガーループに、引っ掛けるように固定されている。手が込んでる。

↑紙ケース内に納められた、紙モノ類。QRコードは、取説サイト。(読み取れるサイズにしてるので、よければ、どうぞ)

↑新キャリングケースだ!
いやぁ、丸い。これに合わせて、パッケージもデザインにしたんだろうか。

↑ヒンジ側。

↑歴代ケースは、ファスナー式だったが、、、マグネットロック式に変更となっている。

↑指一本で、簡単にロック&ロック解除。

ちょっとわかりづらいので、動画にしてみる。

↑ファスナー式より、劇的に開け閉めしやすくなってる。調子に乗って、何度も開け閉めしてしまう。。。

↑収納状態を見て、、、あぁ、ついに、折りたたみ対応したんだなぁと、しみじみ実感。
先代「WH-1000XM5」では、折りたたみ非対応としたため、キャリングケース面積がでかくなった。その当店レビューでは、折りたたまない分出し入れがしやすく、ケースがでかくなったのは、許容範囲だろうという考えだったが。いざ、実際に使い始めた方々のご意見では、、、ケースがでかくて、バッグ類に収納しづらいと。
本機では、キャリングケースの開閉がしやすくなったこと、折りたたみ収納はひと手間かかること、、、ケースがコンパクトになったこと。プラマイで、プラスってことで!

↑収納箇所は、伸縮性の生地がカバー代わりに貼られてるだけ。しかも、収納箇所の約半分だけ。全体を覆う開閉式カバーもないし、マジックテープベルト固定なんかもない。出し入れしやすい。

↑収納品は、充電ケーブルと、有線接続用ケーブル。

左:WH-1000XM6付属キャリングケース、右:WH-1000XM5付属キャリングケース

↑本体折りたたみ対応になったため、これほどコンパクトになったのだ。

外観チェック

左:WH-1000XM6、右:WH-1000XM5

先代と比較しながら、外観を眺めてみよう。

上:WH-1000XM6、下:WH-1000XM5

まず、、、真っ先に気になったのが。ハウジウング部。
先代は、イヤーパッドをのぞいて、本体が2ピース構成だが、本機は、本体が1ピース構成。継ぎ目がなく、シンプルで美しい!いいね!ソニーさん、これについては、公式サイト「デザイン」の項目でも触れてないのが不思議なくらい。

↑見よ!このつるんとした外観。継ぎ目がないと、なんか高級感あるよねー。

↑先代では、少し奥まったホール状だった、マイク。本機では、メッシュかつ本体表面とツライチになって、ホコリなどが入りにくくなっている。

左:WH-1000XM6、右:WH-1000XM5

↑ヘッドバンド部。先代は、筒状で、頭への圧迫で痛いという声があった。それを受けて、幅広で、フラットな帯状に変更された。

個人的な話。
頭がでかいので、、、左右イヤーパッド部の締め付けだけで、十分固定でき、ヘッドバンドへは、ほとんど荷重がかからない、いや、浮いてるくらいの、店長野田。筒状ヘッドバンドの不都合は全く感じませんでした・・・。

上:WH-1000XM6、下:WH-1000XM5

↑個人的に、、、どうしても不満だったのが、先代のハウジング部の回転方向。首にかけた状態で、どちらが自然だろう?
先代では、向きが嫌なら、左右反対にして首にかけることになる。。。
※WBCで大谷選手が、先代を首にかけていたが、、、左右を反対にしていたと思われる。やっぱり、不自然を感じていたんじゃないだろうか。今は、別メーカーがスポンサーになっちゃって、もう、使ってくれてないけど^^;

試聴

↑Sony|Sound Connectアプリで、様々な設定、操作もろもろができる。ヘッドホン本体だけでは、もろもろ操作するにも限界があるため、このアプリは必須。ノイキャン、接続コーデック、新機能「リスニングモード」などなど、このアプリがあるからこそ、簡単に操作ができる。

では、試聴してみる。LDAC、ノイキャンON、リスニングモードスタンダードで、いつもの試聴用楽曲たちを使い、先代「WH-1000XM5」と比較しつつ、チェックした。

全体のバランスがヒジョーにいいことに、すぐ気づく。素直な音色だ。これは、「サウンドエンジニアとの共創」というところじゃないだろうか。ハード性能ももちろんだが、チューニングの勝利だ。

Youtube「Sony Corporation – Official」では、サウンドエンジニアさんたちとともに、↓フラッグシップウォークマン「NW-WM1ZM2」が登場していたり、MDR-Z1Rや、MDR-MV1をはじめ、数々のヘッドホンを手がけた「潮見」氏も映り込んでいたりと、音マニアには、萌えるシーンをおがむことができる。

↑実際、本機「WH-1000XM6」では、ウォークマンで培った技術が、惜しげもなく投入されており、高音質であることが裏付けされている。いやぁ、Xperia 1 Ⅶもそうだが、ウォークマンが縁の下の力持ちながら、ソニーポタオデ製品の高音質化のキーデバイスになってるのがうれしいっす。

高域は、さらにクリア感が増し、音場の広さも感じられる。遠くまで見晴らしのいい景色を見てるようだ。
低域は、立ち上がりがよく、スピード感がある。また、先代より、はるかに、パワーがある。そのせいだろうか、少し音量を絞り気味でも十分な音圧が得られる。公称では、バッテリー持ちは先代と同等だが、音量を下げられるなら、バッテリー持ちに期待できる?

ノイキャン、外音取り込みについても、、、先代WH-1000XM5を、さらに上回る性能を感じられた。これら、統合プロセッサーV2+新開発プロセッサー「QN3」の働きによる成果に違いない。M4→M5のときも猛烈な進化を感じられたが、本機ではそれ以上。
ノイキャンや外音取り込みは、まだまだ、、、まだまだ、進化の余地は残っている。完璧にノイキャンを消すこと、外音が生音と同じになること、、、理想はこれがゴールだから。将来、M7、M8・・・が発売されるとしたら、本当に楽しみだ。

そして、、、ソニーさんごめんなさい。実は、全く期待していなかった、「360 Upmix for Cinema」

「360 Upmix for Cinema」とは?
ステレオサウンドを疑似的に立体サラウンド化。どこでも迫力のある映画視聴体験を実現

個人的には、音源はそのまま聴きたい派で、シアターでも同様。「疑似」は好きじゃない。。。
でも、せっかくの新機能だし、チェックしないわけにはいかなよなぁ・・・。気が進まないけど、とりあえずは、試してみよう。

↑お気に入りのアニメで、試聴。

↑新機能「リスニングモード」で、シネマを選択するだけ。

「ゴゴゴゴゴーーっ!」

な、なにこれ。めちゃくちゃ音が広がる。猛烈に、音場が広大。
あぁ、これあれだ。個人宅のホームシアターじゃ、いくらいい機器揃えても、再現しづらいやつ。映画館っていう、個人宅では真似できない、絶対的な大容積の空間だからこその、音の反射、反響。
この映画館の音響を、決してやりすぎることなく、ちょーどいい感じに、上手に、再現してる。単純に反響させるだけなら、お茶の間ドラマなんかだと不自然になるけど、ほどよいから、そういったドラマなんかを、映画館で見てるように感じられる。だから、不自然さは感じられない。いやほんと、表現しづらいなぁ。だからか、、、ソニーさんも公式サイトで、説明しづらそう^^;

ソニー「WH-1000XM6」公式サイト「立体音響」

こうなると、大好きな格闘技も見たくなる。い、井上尚弥 ボクシング世界戦をををを、、、

くぅうう、その会場で観戦してる感じじゃないかっ!(実際に、行ったことないけど^^;)

こりゃぁ、お世話になってる、Netflix、Hulu、アマプラ、Abema、TVer、、、動画サブスクでは、必須なやつだぞ。何見ても、ここが映画館になるじゃないかっ!

ところで、、、「360 Upmix for Cinema」は、最近のXperiaにも搭載されている「360 Upmix」のCinema特化版と思われる。Xperiaの「360 Upmix」では、設定で、オート、ミュージック、シネマが選択できる。2者はどう違うのか?また、両方同時使用するとどうなるのか?チェックするの忘れてしまって。。。後ほど、例のイベントで、なんとか確認してこようかと。

なんにせよ、この機能は、、、使うべし。Sony|Sound Connectアプリなら、ON/OFF設定が簡単だ。
ちなみに、Xperiaでは、「サイドセンス」を使うべし!

まとめ

音質、ノイキャン性能ともに、ごりごりに向上。
動画視聴時、超絶おすすめの、映画館のような立体音響。
6個のマイクを使った通話機能も品質向上。
また、折りたたみ対応&コンパクトケース、充電しながら使用可能と、使い勝手も進化。

WH-1000XM4以前のオーナーさんはもちろん、先代WH-1000XM5オーナーさんも、買い換え検討もあり。
1000Xシリーズお持ちじゃない方、、、絶対おすすめよ!

テキストオンリーで、進化ポイントが一気にわかる、↓超速報版も、どうぞ

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