Windows 11 アップデート時の鬼門、「46%の壁」を越える方法。

県外の、とある法人様より。当店納品分のWindows10 PC 50台少々、、、Windows11へのアップグレードのオファー。業務を滞らないようにするため、全て現地で作業すること。また、すでに、Windows11 になっているものもあるが、最新バージョンへアップデートできないものが多いらしく、それもサポートして欲しいと。
5年モノのHDD搭載PCを、全台数、いちいち、Windows Updateなんてやってらんないので、Windows11 インストールISOファイルを、Microsoftよりダウンロードして、いざ、現地へ。
※わけあって、お客様PCのスクショNG。カメラでの画面再撮OK。そのため、少々画像に難あり。
『46%問題とは』

用意した最新のWindows11 インストール用ISOファイルを、Windows10 or Windows11 PCへコピー。右クリックして、マウント選択すれば、↑DVDドライブとして使えるようになる。Setupファイルを起動して、インストールを開始する。

すると、確かに、全台数じゃないものの、かなりの確率で、↑画像のとおり、
「更新プログラムをダウンロードしています」
「更新プログラムをチェックしています:46%」
の表示のまま、数時間たっても、変わらないPCが、相当数あることがわかった。こうなると、もう、作業は進まない。
あぁ、これ、Windows10アップグレードのときにもあったやつね。。。MSさん、修正してねぇのか;;
ということで、更新プログラム類のダウンロード&インストールをスキップすればOK。
※本来は、スキップせずに、インストールするほうが安全なんだけど、そもそも、OS自体のインストールができないような今回のトラブルだから、しょうがない。一応、自己責任でどうぞ。
『46%問題を回避する方法』
1.46%・・・の画面を、「×」で閉じる。→クリーンアップがはじまる。遅いPCだと、数十分処理にかかる場合あり。
2.その後、念のため、再起動をおすすめ。
3.再度、ISOファイルをマウントし、Setupファイルを起動。
4.<重要>「Windows 11のインストール」画面で、「セットアップでの更新プログラムのダウンロード方法の変更」をクリック
5.「今は実行しない」
以上。これで、46%の壁に阻まれていたPC全てが、無事、Windows11 かつ、今日現在最新バージョンの「25H2」へアップデートできた。
『Windows11 アップグレードまとめ』
・Windows10、最新じゃないWindows11 のアップグレードは、ISOファイルからやったほうが早い場合がある。特に遅めのPCの場合。
・とはいえ、Windows Updateで済むに越したことはない。
・46%問題に遭遇したら、「セットアップでの更新プログラムのダウンロード方法の変更」→「今は実行しない」
