<実機レビューその4>SIMフリー『Xperia 1 Ⅶ(XQ-FS44)』【内蔵ROM vs microSD どう違う?どう使い分ける?】

SIMフリー「Xperia 1 Ⅵ(XQ-FS44)」スレートブラック/モスグリーン/オーキッドパープル
・RAM16GB/ROM512GB 234,300円(税込)(SIMフリー限定)/分割払い手数料無料6,500円/月~
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全機種microSD搭載という、ヒジョーに貴重なスマホ、Xperia。
本体ストレージに頼らなくても、どんどん低価格化のmicroSDを使った方がずっと安上がり。
じゃぁ、本体ストレージはいらないのか?
microSDのメリットデメリットは?どういうの買えばいい?
とりあえず結論:microSDは、V30規格のものを買えば、間違いない!
ベンチマーク測定結果も交えて、考えていこう!
Xperia 1 Ⅶの推奨microSDスペックとは?

歴代のXperia本体スペック表に、対応microSD規格の記載がない。
唯一、カメラアプリに記載されてるのが、↑これ。V30以上のmicroSDカードが必要と。
そんな撮影しないとしても、microSDスロットが少なくともV30に対応しているってことだから、そのmicroSD使えば、より高速データ転送可能になるってことだ。
※V30・・・ビデオスピードクラスっていう規格で、最大V90まで規格化されている。データ書き込みの最低保証速度。V30は、30MB/sが保証という意味。
ちなみに、このV30以上推奨っていうのは、Xperia 1 Ⅴのカメラアプリから、記載されはじめた模様。
ということで、
Xperia 1 Ⅶは、microSDカード「V30以上」がイイ!
V60とかだと、もっと高速になる?そこらへんも調べてみよう。
ベンチマークとその考察
ベンチマーク


・「Nextorage NM1A Gシリーズ(1TB)(UHS-I U3 V30 A2)ソニーストア価格17980円(税込)」
・「SanDisk Ultra 1TB(UHS-I U1 A1)amazon11,888円(税込)」
・「ProGrade Digital 512GB(UHS-Ⅱ U3 V60)amazon23,300円(税込)」
・「Sandisk Extream PRO microSDXC 2.0TB(UHS-I V30)amazon33,700円(税込)」
なにげに、Xperia初の、公称microSD2TB対応となった、Xperia 1 Ⅶ。2TB容量含めて、上記4種類のmicroSDで検証してみる。
ベンチマークソフトは、「CPDT」を使用。

結論
・V30もV60も同程度。つまり、Xperia 1 Ⅶは、V60までは対応しておらず、V30でOK
・容量による差はなさそう。
・ビデオスピードクラス(V30、V60・・・)の表記がない、SanDisk1TBは遅め。
・内蔵ストレージは、爆速。30倍以上、microSDより速い!
microSD、実使用での注意点は?
カメラの連写

カメラの連写時は、microSDの規格(書込速度)、撮影ファイル形式(JPEG、RAW)によって、書込遅延が起きるので、注意が必要。
(容量小)JPEG→RAW→RAW+JPEG(容量大)
(書込速度速)内蔵ストレージ→V30&V60microSD→V無microSD(書込速度遅)
連写モードでは、強制内部ストレージ保存になってしまうので、手動で、シャッターボタン連打での連写をしてみた。
↓()は、連続撮影できた枚数と、撮影停止後書込完了までの時間
・内蔵ストレージ:どの撮影ファイル形式でも、ほぼ無限に撮影可能。
・V30&V60microSD:JPEG(約50枚 10秒書込)、RAW(約20枚 10秒)、RAW+J(合計約40枚 12秒)
・V無microSD:JPEG(連射速度が半分以下になるが、無限)、RAW(約18枚 13秒)、RAW+J(合計約36枚 15秒)
ということで、
・連写モード時は、強制的に内部ストレージ保存になる
・手動で連写しまくることは考えづらいため、microSD保存でも問題はないが、ファイル形式によっては、枚数制限が出る
・V無microSD使用時、JPEG保存は、連写がしづらくなる
音楽のジャケ写、写真データのサムネ
ジャケ写も、写真サムネも、枚数が多いと、スクロール時に、データ読み込み待ちが発生し、その間は、表示されない。データ読み込みが速度次第で、待ち時間が発生しないのだ。

↑「ミュージック」アプリで、アルバム一覧を、高速スクロールして、ジャケ写の読み込みタイムラグを調べたが、、、
内蔵ストレージでは、全くラグがない。さらに、どのmicroSDでも、「ほぼ」ラグはなく、実用上全く問題ない。

Xperia 1 ⅦもXperia 1 Ⅵも挙動は同じで、JPEG撮影した写真データを、「フォト」アプリで、そのサムネイルを高速スクロールしたが、、、音楽データの方と全く同じ結果。問題ない。
ただし、、、
JPEG撮影データは約2MB、RAW撮影データは約25MB。この差は大きく、、、
JPEG撮影データのサムネイルは、瞬時に出るものの、RAW撮影データのサムネイルは、少し待ち時間が。これも、V30、V無しでは差が顕著。
ファイル(データ)管理
写真データなどなど、ファイルの一括削除、一括コピーなど、、、
ベンチマークの結果どおり、それぞれのストレージで、顕著に差が出る。
が、、、一括削除も100ファイル単位でも、イライラするほど待たされるわけでもないし、、、一括コピーを頻繁にするのか?っていう・・・。
問題点ある?
カメラ撮影時。
やはり、RAW、JPEGの、microSD種ごとの速度差は、十分体感できてしまう。
猛烈に古い=遅い、クラス4のmicroSDで試してみたが、、、使わない方がいい。。。
が、、、RAW、JPEG問わず、通常の撮影では、V30なら、違和感はないだろう。
音楽データ。
特に、違和感、不便は感じない。
個人的なことだが、microSDは、V30のmicroSD2TBを使用している。中には、音楽データだけで、1TB強。ジャケ写表示が、遅いと感じたことがない。が、これだけの容量=曲数だと、microSDをセットし、最初にミュージックアプリを開いて読み込むときだけ、数十秒くらいだと思うが、読み込み時間が必要。
猛烈に古い=遅い、クラス4のmicroSDでは、表示のタイムラグは体感できる。使わない方がいい。
まとめ
- Xperia 1 Ⅶは、microSD規格V30に対応。それ以上の規格、V60では、高速にはならなかった。V30がベスト。V60以上は、もったいない。
- 極端に遅い規格のmicroSD(クラス4で試した)の場合は、なにかと、時間待ちが。使わない方がいい。
- 音楽データ保存なら、microSDでいい。当然、V30がおすすめ。
- カメラの連写モードは強制的に内蔵ストレージ保存。microSD保存するには、単写モードでの指での物理連写。その際は、読み書き速度による遅延は感じられる。が、、、そんな指連写するシーンが頻繁にあるのか?
- V30以上でも、内蔵ストレージのほうが30倍以上高速なのは間違いない。どうしても、速度が必要なデータのみ、内蔵ストレージに保存し、それ以外のデータは、microSDへ保存すればいい。
- 内蔵ストレージが足りない場合、クラウド契約による月額出費をするくらいなら、microSDで補完したほうが長い目で見て、安上がり。
最後に、、、256GBモデルがいい?512GBモデルがいい?
今使ってるスマホのストレージ状況を確認して、決断を。
で、、、microSD V30 256GB~512GBあたりを、セットで使用するのがよろしいかと。