＜ソニーストア大阪取材＞やり過ぎ感がすごい「α7Ⅴ」実機レビューその3＜外観と新機能＞

●フルサイズ一眼「α7Ⅴ」
・ILCE-7M5（ボディのみ）約42万円（税込）前後　12月19日(金)発売予定
・ILCE-7M5M（ズームレンズキット）（新レンズ「SEL28702」付属）約44万円（税込）前後 2026年春以降
※価格は、市場推定価

＞12月5日(金)ソニーストア各店舗発売前先行展示開始予定（予約もここから）

＞α7Ⅴ（先行予約は、12月9日(火)10時～予定）
＞作例（ソニーさん準備中？）
＞プレスリリース
＞α7 V発売記念キャンペーン（α7Ⅴと対象レンズを購入すると最大3万円キャッシュバック）
＞ヘルプガイド

実機レビュー
＞その1＜連写機能編＞
＞その2＜手持ちの1枚撮影でOK！エクステンデッドRAW処理編＞
＞その3＜外観と新機能＞

＜ソニーストア大阪取材＞やり過ぎ感がすごい「α7Ⅴ」実機レビューも、今回、「その3」。お題目は、＜外観と新機能＞

正直、、、外観は、先代α7Ⅳと比較しても、通称「バリチル液晶」搭載による変化くらいしか、わからん！いや、そのバリチル液晶すら、言われないと気づかないかもしれない。
が、「細かすぎて伝わらない」ような違いがあったので、解説せねばなるまい。
また、「細かすぎて伝わらない」と思いきや、実際に使ってみると、猛烈に便利なのに、公式サイトでは、画像すらなく、テキスト2行程度でさらっと説明されてるだけ。なんて扱いの新機能もあり・・・これらも、解説せねばなるまい！！！
長文必至！覚悟せよ！

外観

↑違いわからんってば。。。

↑正面から見ると、、、AF補助光発光部/セルフタイマーランプが、横長のα7Ⅳに対して、右のα7Ⅴは、まん丸になっている。

↑α1系、α9系、α7R系最新モデルでは、搭載済みとなった、「4軸マルチアングル液晶モニター」。このバリアングルチルト液晶モニター（バリチル液晶）も、これで、S系、C系を除いて、4シリーズで搭載となった。S系は、もうしばらく新製品が出てないし、C系は、コンパクトがウリなので、バリチル機構分、分厚くなるから非搭載なんだろう。

このバリチル液晶、、、これこそ、細かすぎる違いなんだけど、気づいてしまったから説明するけど・・・。

↑従来機より、1mmくらい、この突起というか、、、出っ張ってるんだよね。液晶モニター面を内側にして閉じたときに、この突起が本体に対して、支えになって、液晶モニター表面に、より干渉しないようにしてるんじゃないかと思われる。
が、ソニーさんからは、確認のコメントはいただけてない。ほんと、どうでもいいレベルだけど、違いは違いだし、きっと、設計者さんのこだわりと思われるので、拾っておかないとと思いまして。。。

↑外観上は、「細かすぎて伝わらない」が、握ればわかる、グリップの改善。
まぁ、改善といっても、万人の手にフィットするグリップは絶対ないわけだけど、、、今回の改善も、握ってみると、α1Ⅱ、α9Ⅲ、α7RⅤと、どれとも違う形状で。α7無印シリーズの客層のみに限定して平均を取った感じ？
わかりやすく言うと、、、α7Ⅳよりはグリップが深く、α7RⅤよりは浅い。という感じ。また、前ダイヤル下のくぼみ付近、外周のシルエットも、ビミョウに異なっているっぽい。

USB-C×2

↑カバーぱかっと開けると、USB-C×2に変更されているのがわかる。ついに、microUSB（正式呼称は、MULTI端子）が、なくなった。
さぁ、困った。microUSBを使った有線リモコンは、どうなるのか？ 変換アダプター？α7Ⅴ含めて、αシリーズのUSB-C端子が、そもそも、有線リモコン対応しているのか？って話も。。。

その前に知っておくべきことが、、、USB-CをmicroUSBへ変換するというのは、規格外ということ。なので、今回の目的のために市販されてるアダプターも、規格外製品ってこと。有名メーカーが製品化してないのはそのため。
が、よくわからないブランドやメーカーの製品が、売られてるのも事実。店長野田も所有してます。。。

ってことで、実際に、変換アダプター使って、有線リモコンが使えるかどうかは、ソニーさんへ質問しても正式な回答は期待しちゃだめで。発売日以降に、試してみるつもり。。。ちなみに、現行機種では、変換アダプター使って、USB-C端子に接続した、有線リモコンは、使えなかった。

このUSB-C端子×2。注意が必要なのが、少々内容が異なるってこと。
・（上側）PORT1 USB-C：USB3.2 Gen2 10Gbps／USB PD 18W
・（下側）PORT2 USB-C：USB2.0 480Mbps／USB PD 18W
充電性能は同じで、転送速度が異なるのだ。
上側の速度は、先代α7Ⅳや、上位モデルと同じ。下側が遅め。
「USB給電設定」で、上側、下側、どちらで充電するか選択可能。オート設定で、両方に充電ケーブル挿すと、早い方を選んで充電してくれ、同時充電にはならない。
データ転送は上側、充電は下側を優先。と、マイルールを決めておくとわかりやすそう。

軽量化を実現した新しい「RAW」

これまでは、非圧縮RAW、ロスレス圧縮L、M、S、圧縮RAWと、5種類だったが、、、

圧縮効率改善で、3種類で十分となった。しかも、3種類ともフルサイズの3,300万画素だ。

・非圧縮RAWと、ロスレス圧縮Lよりも、小さいサイズで、かつ、非圧縮と同等画質の「可逆圧縮」のロスレス圧縮に一本化。
・ロスレス圧縮M（約1,400万画素）、S（約800万画素）は、よりも小さいサイズで、かつ高画質な圧縮（画質優先）に一本化。連続撮影可能枚数は約170枚。
・圧縮RAWは、さらなる圧縮でより軽量サイズ、かつ、効率的な圧縮で、高速連写撮影に最適。連続撮影可能枚数は約1,000枚。
すべてのRAWフォーマットで、30コマ／秒＆14bit RAW記録が可能。

参考までに、実際の撮影データで、サイズを比較してみる。

ロスレス圧縮：40.5MB（先代α7Ⅳ、非圧縮 ロスレス圧縮Lでは、約60MB～70MB）
圧縮（画質優先）：22.3MB（先代α7Ⅳ、ロスレス圧縮M、Sでは、約30MB～40MB）
圧縮RAW：22.6MB（先代α7Ⅳ、圧縮RAWでは、約40ｍMB）

ロスレス以外の2者がデータサイズが逆転しているように思えるが、両者はデータサイズの違いではなく、一方は画質、一方は圧縮処理速度と、優先内容が異なる。データサイズはほぼ同じ。

モニター低照度モード

これは、撮影現場で重宝するぞぉ！
バッテリー消費をしっかりと抑えつつも、シャッターチャーンス時にカメラの復帰が早いという「モニター低照度モード」。むしろ、なぜ、いままで実装されてなかったのが不思議なくらい。

「モニター低照度モード」は、最短2秒の指定が可能で、指定した時間でモニターが暗くなる。が、被写体認識はそのまま継続されるため、撮影可能になるまでの復帰速度が高速。

↑目安にどうぞ。左が、使用中の明るさで、モニター低照度モードになると、右のような明るさになる。

これまでは、最もバッテリー消費を抑える「パワーセーブ」と、「モニター消灯」というモードがあったが、どちらも、被写体認識はリセットされるため、復帰速度は順に、低速、中速と、時間がかかっていた。かといって、どちらも使わないと、バッテリー消費が気になるし、電源OFF忘れすると、大変なことに。が、使うと、シャッターチャンスきたぁってときに、タイムラグあっていらっとするし。だから、セーブモードにならないように、時々シャッターボタン半押ししてみたり。。。

ということで、「モニター低照度モード」が、主役になりそう。

画面表示のカスタム機能の強化。特に、ファインダーが秀逸！！！

↑画面表示が、静止画、動画で、個別に設定が可能になった。すばらしい！！
また、水準器とヒストグラムの同時表示可能にもなった。

そして、、、特にファインダー内のカスタム機能が秀逸なのだ！！！

が、この「画面表示のカスタム機能強化」について、公式サイトでは、あろうことか、画像なしのテキストのみでさらっと触れる程度。なのに、実際に見てみてびっくり。すげー使いやすくなってた！これは、他モデルへのアップデートを是非期待したい。

ということで、実際の画面を見てもらおうにも、ファインダー内のことで。ぱぱっと急ぎで撮影した程度の画像しか用意できず、、、雰囲気だけでも伝われば。

↑この右下のやつ。これが、新表示機能だ。ファインダー下の黒帯エリア全体を「フッター」と呼ぶそうだ。
そのフッターには、従来の、SS、 F値、EV、ISOは、ぐぐっと左に寄せて、空いた右側スペースに新たに、カスタムできる情報を表示している。
おそらく、画像の組合せは、出荷時に用意されているものと思われるが、水準器、ドライブモード、時計が、常時表示されている。こりゃぁ、便利だ。ちなみにこの水準器、水平になるとこのとおり緑になり、傾くと、縦棒が左右に動くとともに白色になる。わかりやすい。

↑ファインダー表示は、カスタム1～3が用意され、「DISP」ボタンを押すことでトグル式に表示が切り替わる。新たな右下表示情報も、カスタムの設定項目の一つという扱いだ。

↑新表示機能のカスタム内容だ。右下エリアは、5ブロックに分かれており、表示内容によって、1ブロックと2ブロックのものがある。水準器や、AF認識対象、時計、WBは、2ブロック。常時表示したい内容を、うまく組み合わせて自分好みに仕上げることができる。従来から、このファインダーフッターは、あくまで、表示だけで、ここから設定変更ができるわけではないが、撮影エリアに影響せず、必要な情報だけを常時表示できるのは、ヒジョーに撮影効率に良影響となるだろう！

●フルサイズ一眼「α7Ⅴ」
・ILCE-7M5（ボディのみ）約42万円（税込）前後　12月19日(金)発売予定
・ILCE-7M5M（ズームレンズキット）（新レンズ「SEL28702」付属）約44万円（税込）前後 2026年春以降
※価格は、市場推定価

＞12月5日(金)ソニーストア各店舗発売前先行展示開始予定（予約もここから）

＞α7Ⅴ（先行予約は、12月9日(火)10時～予定）
＞作例（ソニーさん準備中？）
＞プレスリリース
＞α7 V発売記念キャンペーン（α7Ⅴと対象レンズを購入すると最大3万円キャッシュバック）

実機レビュー
＞その1＜連写機能編＞
＞その2＜手持ちの1枚撮影でOK！エクステンデッドRAW処理編＞
＞その3＜外観と新機能＞